新体制発表会見を行った東京ヴェルディ
東京ヴェルディは18日、2015シーズンの新体制発表会見を行った。
今季の新加入選手は7選手(MF渋谷亮、DF大木暁、FWアラン・ピニェイロ、DFウェズレイ、MFブルーノ・コウチーニョ、MF中野雅臣、MF三竿健斗)。大学を経由して再び東京Vに戻ってきた渋谷は「小さい頃からヴェルディのファンで、そのクラブに帰ってくることができて誇りに思っています。サポーターを代表する気持ちで楽しんでやっていけたら」と語り、今シーズン期待のブラジル人トリオの一人であるブルーノは「ここにいることが幸せ。できることなら、今シーズンの最後にみんなで喜びを分かち合えるようなシーズンにしたい」と意気込みを語った。
また世代別の日本代表としても活躍し、ユースから昇格した三竿は「僕たち若手の成長がチームの成長につながると思うので日々成長していきたい。人の心を動かしたり、また見に行きたいと思えるようなプレーをして、このクラブが本来いるべきところに早く戻れるように頑張りたい」と、小学5年から在籍するクラブへの思いを口にした。
昨季は、J3降格争いに巻き込まれ、監督交代を機にJ2残留を勝ち取った東京V。羽生英之代表取締役社長が「あの最後の11試合を今年の財産にスタートできる」と振り返ったように、ラスト11試合で指揮を執った冨樫剛一監督の成績は3勝6分け2敗の9位。今季もチームを率いる冨樫監督は、「身が引き締まる思いであり、選手たちの顔を見てワクワクしている。今日ここでは大きなことを言おうとは思っていません。とにかく毎日の練習を見て、ゲームを見てもらって、応援したくなるようなチームを作っていきたい」と率直な感想を述べた。
会見に同席していた竹本一彦ゼネラルマネージャー(GM)は「J1に上がりたい、上がる気持ちはもちろん持っている」としながらも、「目標設定としては(冨樫監督が指揮を執った11試合分の成績である)9位以上が現実的なのかなと思う。今年は昨年よりもプラス、来年は今年よりプラスにしたい。若い(選手が多いこの)チームをより成長させて、次につなげていきたい」と将来を見据えた。