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奥大介追悼試合にファン1万人が熱狂……ゴン中山がオーバーヘッドで会場を沸かす

奥大介 追悼試合の試合前に集合写真を取る選手と監督

 昨年10月に沖縄・宮古島での交通事故で急逝した元日本代表MF奥大介氏の追悼試合が18日にヤマハスタジアムで行われ、かつて奥さんとともに戦った豪華メンバーが集結。三浦知良横浜FC)、名波浩(ジュビロ磐田監督)、中澤佑二(横浜F・マリノス)が発起人となり、ジュビロ磐田と日本代表のチームメートがJアミーゴス、横浜F・マリノス横浜FCで仲間だった面々が横浜フレンズに分かれてピッチを躍動した。1万902人が集まったヤマハスタジアムには奥さんの両親も足を運び、試合前のメンバー紹介で参加選手が映し出されるビジョンに向かって遺影を掲げて故人を偲びながら、かつての仲間たちに感謝の意を表していた。

 キックオフ前に天国の奥さんに黙祷を捧げてスタートした試合は、前半開始早々にJアミーゴスの中山雅史がPKをクロスバーに当て、こぼれ球を豪快にオーバーヘッドしながらGKの正面を突くなど盛り上がりを見せてスタート。その後、横浜フレンズが中村俊輔の正確な左足キックと田原豊の豪快な右足ボレーで2点を先行すると、対するJアミーゴスは名波浩がPKを冷静にゴール右下に沈めて1点を返す。さらに中田英寿の鋭いスルーパスがGK下川健一が弾かれたところに高原直泰が素早く反応してスライディングで押し込み、同点でハーフタイムを迎えた。

 後半、Jアミーゴスは柳沢敦の右クロスから平野孝が左足ダイレクトボレーを大きく外すなど和やかな雰囲気で進行。昨シーズン限りで現役を退いた柳沢敦は何度も最終ライン裏のスペースを突く動きを繰り返して笑いを誘った。31分にはJアミーゴスが久藤清一の右クロスから平瀬智行が胸トラップから豪快に蹴り込んで逆転に成功。さらにゴール前へ飛び出した武田修宏に三浦文丈のシュートが当たる“ごっつあんゴール”で追加点を奪う。残り5分となったところで中山雅史が再びピッチへ入ると、積極的なチェイシングや全く届かないクロスへのダイビングヘッドなどで会場を沸かせてタイムアップ。4-2でJアミーゴスが勝利を収めた。

 試合後、発起人を代表してマイクの前に立った名波監督は奥さんとの思い出を語り、「これだけの人が集まってくれたことを、天国のダイスケに報告したい。ダイスケはこれからも天国で日本のサッカーを応援してくれていると思います。一人ひとりは微力ですが、日本サッカーのために尽力していきたいと思います。本日はありがとうございました」とあいさつした。

 なお、この試合のチケット価格には、弔慰金(70%)が含まれており、集まった弔慰金と試合の収益金は奥さんのご両親へ渡される。

文=青山知雄

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