合宿で軽快な動きを見せたパトリック [写真]=CORACAO 齊藤友也
沖縄県中城村でキャンプを行っている三冠王者ガンバ大阪は17日、キャンプ4日目のトレーニングを行った。
この日は、午前をオフにあて選手たちはホテルで休養。午後は15時からトレーニングを行い、汗を流した。
まずはウォーミングアップを兼ねて5人1組でのパス交換を行う。間にストレッチ、ダッシュを挟み、再びパス交換。選手はポイントを移動しながらボールを動かし続けていく。これらのメニューは、レイモンド・フェルハイエン氏が提唱する理論に基づくもので、爆発力の向上、持続、アクション頻度の向上、持続を狙いとし、最終的には回復力の向上と持続を目指す。G大阪では吉道公一朗フィジカルコーチのもと、2013年から本格的にこのトレーニング方法を採用しているが、選手たちも「疲れが溜まりにくくなった」と、その効果を体感している。
トレーニングの最後には、沖縄キャンプでは初となる11人対11人のミニゲームを実施。宇佐美貴史が前日に続いてゴールを決めると、パトリックも軽快な動きからネットを揺らし、強力2トップが早くもコンディションの良さを感じさせるパフォーマンスを披露。
オフ期間に母国ブラジルでもジム通いをして体を作ってきたというパトリックは、「たとえ練習であっても、ゴールを決めるチャンスがあれば、しっかりと決めなければいけない。僕にとってゴールは重要だからね」と語りつつ、今季について「AFCチャンピオンズリーグもあるし、とてもタフな戦いになる。2月24日のACL開幕戦には万全のコンディションで臨みたい」と意気込んだ。
なお、この日は沖縄キャンプで初めての土曜日とあって、多くの観客が来場。練習後、選手たちはサインや記念撮影に応じるなどファンとの触れ合いを楽しんだ。