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慈善試合に出場した中田英寿氏「人間は震災を乗り越える力を持ってる」

2015.01.18

 17日、『阪神・淡路大震災20年 1.17チャリティーマッチ』がノエビアスタジアム神戸で開催。永島昭浩氏率いるKOBE DREAMSが、三浦知良横浜FC)の2ゴールなどで、岡田武史氏率いるJAPAN STARSに3-2で勝利した。

 JAPAN STARSの一員として出場した中田英寿氏は、「サッカー選手になってよかったなと思う一日だったと思います」と、振り返った。


 阪神・淡路大震災が発生した当時、17歳だった中田氏は「神戸に住んでいたわけではないので、そこまでの記憶はないですけども、みんなと空間を共有することで自分の中にも刻まれていくし、これだけ多くの人と共有できたのはよかった」という。

 続けて、「残念なことですけど、この20年の間にもいろいろな自然災害がありましたし、これからもあるでしょう。ただ、それを乗り越える力を僕たち人間は持っているということを伝えていくことが大事ですし、こういうものは一人じゃなくて、多くの人と積み上げていくものだと思います。震災自体は悲しいことですけども、ここで終わらず、またみんなで元気に次へ繋げていくことが大事だと思います」と述べた。

 今回の試合を通して、サッカーが持つ力についても考えるきっかけになったといい、「人を繋げるツールとして言葉や経済活動などいろいろありますけど、スポーツ、特にサッカーというのは、そういうものを超えたものなんじゃないかと思います。ただのサッカーの試合だけだったら僕はここにいなかったでしょうし、今日この日、20年たった日にここにいられたというのはサッカーのおかげだと思います」と語った。

 また、中田氏は、KOBE DREAMSとして出場して2得点を挙げた横浜FC三浦知良に対し、「こういう場所で必ず結果を残すカズさんというのは、相変わらずすごいなと思いますね」と、賛辞を送った。

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