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C大阪、パウロ・アウトゥオリ監督就任を発表…2006年に鹿島を指揮

2014.12.16

昨年8月にはサンパウロを率いて来日したアウトゥオリ監督 [写真]=Getty Images

 セレッソ大阪は16日、2006年に鹿島アントラーズを率いていたパウロ・アウトゥオリ新監督の就任を発表した。

 58歳のアウトゥオリ監督は、ブラジル国内外で数々のクラブ、代表チームの監督を歴任。1997年にクルゼイロ、2005年にサンパウロを率いてコパ・リベルタドーレスを制覇した。2005年にはクラブ・ワールドカップに臨み、決勝でリヴァプールを破って世界一に輝いた。翌2006年には鹿島の監督に就任。J1で6位、ヤマザキナビスコカップ準優勝、天皇杯ベスト4に終わり、1年限りで退任した。


 アウトゥオリ監督は鹿島退団以降、国内数クラブとカタール代表を指揮。昨年3月にヴァスコ・ダ・ガマの監督に就任し、7月にはサンパウロへ復帰した。同年8月のスルガ銀行チャンピオンシップでは古巣の鹿島と対戦。今年はアトレチコ・ミネイロで指揮を執っていた。

 監督就任にあたり、アウトゥオリ氏は以下のようにコメントしている。

「ポルトガル語には、“Ser”と“Estar”という意味の異なる二つの言葉があります。どちらも『?である』という意味ですが、“Ser”は『永続的・恒久的である』、“Estar”は『一時的である』という意味で使い分けます。名門セレッソ大阪は永遠で偉大なるクラブです(ser)が、J2に行くのは一時的なものです(estar)。だからこそJ2での戦いを通して名門再建を図るためには、選手・スタッフがハードでかつ質の高い練習を積み重ねていかなければなりませんし、サポーターの方々も一緒になって固い絆を作り上げなければなりません。クラブに携わる全ての皆さん、セレッソの一員として来シーズンの一時的な局面を共に歩んでいこうではありませんか」

「名門セレッソ大阪の一員となることができ、非常に光栄に、そして誇りに思います。ベストを尽くして、シーズンが終わった時には我々がいるべき場所、J1に復帰し、偉大なクラブである(ser)ことを示します。そのためにもサッカーで何より重要な存在であるサポーター、そして選手の皆さんの力を貸してほしいと思います。なぜなら世界中を魅了するサッカーの真の主人公はサポーターと選手なのですから。セレッソ、前進せよ!」

 C大阪は今シーズン、J1で7勝10分け17敗、勝ち点31の17位に終わってJ2降格が決まった。

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