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【J1最終節の注目カード 徳島vsG大阪】J1復帰初年度での三冠達成へ…G大阪がリーグ優勝を懸けて徳島と激突

2014.12.05

第33節終了時点で今季初の首位に躍り出たG大阪 [写真]=Getty Images

徳島ヴォルティス 最終節でG大阪と激突、サポーターにホーム初勝利を届けられるか

 ホーム最終戦に待っていたのは、優勝が懸かったG大阪との一戦。“ホームでの1勝”を目標に掲げる徳島にとって、最終節は今季最も厳しい対戦カードとなった。何とか勝利を手繰り寄せたい徳島だが、第21節の新潟戦で勝利を収めたのを最後に12試合白星なしと苦しんでいる。しかしながら、前々節は開幕戦で0-5の大敗を喫した鳥栖を相手に粘り強い守備を見せ、敗戦ながらも成長を感じさせた。前節も残留争いでモチベーションの高い仙台に2点のリードを許しながらも、1点差に迫る粘り強さを見せた。勝利こそ手中に収められていないが、リーグ戦再開後のように再び勝ち点を手にする可能性を見せ始めている。


 しかし、G大阪との対戦成績は昨季のJ2時代も含め、リーグ戦では3戦3敗と良いイメージがない。特に宇佐美貴史がG大阪に復帰してからは、その個人技に何度も苦しめられている。昨季第38節では宇佐美に4得点を決められて1-5で大敗し、ホームで苦汁をなめた。昨季とほぼ同メンバーで今季を戦う徳島だけに、大半の選手がその悔しさを経験している。だからこそ、余計に負けたくはないだろう。

 勝利すればJ1リーグ戦のホーム初勝利に加え、現行制度になってからのリーグ最少勝ち点「14」を上回ることもできる。日本全国が注目する一戦は前売り券が完売し、当日券の販売もない。今季一番の観客を迎え、ホームゲーム最終戦で勝利を目指す。(totoONE編集部)

■徳島予想スタメン
3-4-2-1
GK
長谷川徹
DF
村松大輔
福元洋平
橋内優也
MF
藤原広太朗
濱田武
斉藤大介
那須川将大
衛藤裕
大崎淳矢
FW
キム・ジョンミン

ガンバ大阪 前節で今季初の首位浮上、徳島撃破で戴冠なるか

 追う立場で「一戦必勝」の姿勢を崩してこなかったG大阪だが、神戸戦後についに今季初の首位に浮上した。「取り巻く状況は変わったが、勝たなければいけない状況に変わりはない」と遠藤保仁は従来のスタンスを変えようとしないが、勝ち点で並ぶ浦和との得失点差は「7」。徳島戦に勝てばほぼ優勝が決まる有利な状況だけにチームの雰囲気は最高だ。

 チームを勢いづけるのは、宇佐美貴史がついに完全復調を果たしたこと。前節の神戸戦で2得点を決め、公式戦2試合連続ゴールをマーク。徳島相手には昨年から3試合連続で得点を決めており、「次も期待したい」と長谷川健太監督もエースの一撃に期待をかけている。

 前節は出場停止だった米倉恒貴も今節は復帰予定で、現状のベスト布陣で最終節に臨めるのは好材料だが、足首に慢性的な痛みを抱える岩下敬輔のコンディションがやや気掛かり。ロングボールを跳ね返すうえで不可欠なだけに、その安定したパフォーマンスに期待したい。

 ナビスコ杯は優勝したが、現在の先発メンバーでリーグ優勝を知るのは遠藤のみ。首位には立ったものの、浦和と鹿島が勝ち点2差にひしめき合う最終節、入れ込みすぎずに平常心を保てるか。すでに降格が決まっている徳島ではあるが、今季ホーム初勝利に向けてただでは引き下がらないだろう。「決めるべきところで決めきれるか」と指揮官が言うように、上向き気味の攻撃力で押しきりたい。(totoONE編集部)

■G大阪予想スタメン
4-4-2
GK
東口順昭
DF
米倉恒貴
丹羽大輝
岩下敬輔
オ・ジェソク
MF
今野泰幸
遠藤保仁
阿部浩之
大森晃太郎
FW
パトリック
宇佐美貴史

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