引き分けに悔しさを見せる浦和のDF那須大亮(赤)[写真]=浦正弘
J1第33節が29日に行われ、首位の浦和レッズは4位のサガン鳥栖と対戦した。PKで先制した浦和だったが、試合終了間際にセットプレーから同点に追いつかれ、1-1で引き分けた。
試合を振り返ったDF那須大亮は、「できれば勝ちたかったですけれど」と悔しさを滲ませながらも、「追加点を取れるチャンスもあったので、ネガティブになる必要はないと思う。可能性はまだなくなったわけではないし、何より、次勝たないと始まらないので」と、早くも最終節の名古屋グランパス戦を見据えた。
後半アディショナルタイムのCKから失点した場面については、「ちょっとしたところが失点に繋がってしまうのがサッカーなので。そういう悔しさはありますけれど、今やっていることを継続してやっていくしかないと思います」と前を向いた。
勝ち点3を逃したことで、浦和は得失点差で2位に後退。8年ぶりのリーグ制覇には、名古屋戦での勝利が絶対条件となる。那須は、「(気持ちを)切り替えるもなにも、やることははっきりしている。『勝たないと始まらない』というのが自分たちの現状なので、とにかく勝てるようにベストを尽くしてやるしかないと思います」と闘志を燃やした。