J1第33節が29日に各地で行われ、セレッソ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。
残り2節となったJ1で17位のC大阪は、負ければ無条件でのJ2降格が決まる。一方、首位の浦和レッズを勝ち点4差で追う3位の鹿島は、敗れた時点で優勝の可能性が消滅する状況で今回の一戦を迎えた。
試合が動いたのは33分。鹿島は左サイドからのクロスをファーサイドで待ち受けていたカイオが、トラップから右足で冷静にシュートを決めて先制した。
リードを許したC大阪は後半からカカウを投入して反撃を試みるが、ゴールを奪うことができない。逆に59分、鹿島はゴール前にロングボールを送ると、ファーサイドのカイオが折り返し、最後は赤崎秀平が頭で押し込んで追加点を手にした。
さらに67分、鹿島はロングボールに抜け出した赤崎がこの試合2点目となるゴールを奪取。その後、C大阪は69分に永井龍が1点を返したが、鹿島も80分に柴崎岳がチームの4点目を決めて突き放した。
試合はこのまま終了となり、4-1で勝利した鹿島が勝ち点を60に伸ばした。この結果、今節を終えて首位に立ったガンバ大阪、2位に転落した浦和とは勝ち点2差となり、逆転優勝へ向けて望みを繋いでいる。一方、敗れたC大阪はJ2降格が決定した。
【得点者】
0-1 33分 カイオ(鹿島アントラーズ)
0-2 59分 赤崎秀平(鹿島アントラーズ)
0-3 67分 赤崎秀平(鹿島アントラーズ)
1-3 69分 永井龍(セレッソ大阪)
1-4 80分 柴崎岳(鹿島アントラーズ)