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【J1第32節予想スタメン 甲府vs広島】中位に沈む“王者”広島、ナビスコ杯敗戦のショックを払拭できるか

ナビスコ杯決勝で2点のリードを守れず、逆転負けを喫した広島 [写真]=Getty Images

ヴァンフォーレ甲府 連勝により残留に前進、中断前の流れを持続できるか

 残留ラインの上下をさまよっていた甲府だが、第30節川崎戦、第31節C大阪戦の連勝により、勝ち点を「36」まで積み上げた。しかも第29節まで一度もなかった逆転勝利が2度も続いている。理由は盛田剛平、石原克哉、阿部拓馬の“百歳トリオ”が前線で機能していること。スペースを作る、周りを生かす動きに長けた盛田、石原の起用で、コンビネーションから崩す場面が増えた。また、クリスティアーノも前節のC大阪戦で3得点に絡んでいる。

 その一方で、良い状態だったにも関わらず、そのまま戦い続けられなかったことは若干のマイナス要素。リーグ戦、ナビスコ杯と良い流れで迎えたW杯中断期間は、再開後になかなか勢いを取り戻せなかった。精密な連係、組織を維持できているかどうかが、残る3戦に向けたカギだ。

 今節は前節に続き、右ウイングバックのジウシーニョが累積警告で出場停止。福田健介は負傷中で、松橋優もベストの状態ではない。今季リーグ戦初出場の橋爪勇樹が入る可能性もありそうだが、守備面で若干のリスクもある。キリノも全体練習に戻っておらず、出場は絶望的。一時に比べると減りはしたが、負傷者が選手起用の幅を狭めている。

 ただし、C大阪戦で負傷交代したマルキーニョス・パラナは、先週から全体練習に復帰し、広島戦も問題なくプレーできそう。攻守でチームを落ち着かせることができる彼の存在は、間違いなく支えとなるはずだ。(大島和人)

■甲府予想スタメン
3-4-3
GK
荻晃太
DF
畑尾大翔
山本英臣
佐々木翔
MF
橋爪勇樹
新井涼平
マルキーニョス・パラナ
阿部翔平
FW
石原克哉
盛田剛平
阿部拓馬

サンフレッチェ広島 ナビスコ杯敗戦後のリアクションに注目が集まる

 逆転負けを喫したナビスコ杯決勝でのショックが2週間という時間を費したことで、果たしてどこまで癒されただろうか。今年はすでにリ―グ優勝の可能性は消え、天皇杯も敗退。タイトル獲得の唯一のチャンスだっただけに、2点のリードを跳ね返されたG大阪戦は、選手にとって大きな衝撃となった。まだ数字上ではACL出場権獲得の可能性は残っているが、自力ではなく他力本願。2009年以降5年連続での賞金圏内(7位以内)は射程圏内ではあるが、タイトルという巨大なものを追いかけてきた中で、目標の下方修正はそう簡単にはいかない。

「1戦必勝」は森保一監督が掲げてきた理念であり、あるべき姿ではあるが、理想どおりにはいかないのが人間である。ただ、青山敏弘は「紫のプライド」という言葉を口にして、モチベーションに問題を抱えていないと強調した。その想いの源泉は、若手選手たちの躍動である。2週間のブレイク中に行われた練習試合で、G大阪のレギュラー組を相手に奮戦。2-3で敗れはしたが、内容としては非常にボジティブなものだった。森保監督も成長を認め、若手の抜擢の可能性を示唆。彼らの突き上げが、チームを引き締めていることは疑いない。

 FIFA最優秀ゴール賞に佐藤寿人がノミネートされ、石原直樹が10月度の月間MVPに選出されるなど、明るいニュースもあり、チームは好調を維持している。そのすぐ側に存在する落とし穴にはまる危険性もあるが、それを振り払えば苦手とする山梨中銀スタジアムを攻略できる可能性は十分にある。(totoONE編集部)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
林卓人
DF
塩谷司
千葉和彦
水本裕貴
MF
清水航平
青山敏弘
森崎和幸
柏好文
石原直樹
野津田岳人
FW
佐藤寿人

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