ジュビロ磐田は12日、1995年から2001年まで代表取締役社長を務めた荒田忠典氏が11日に逝去したと発表した。81歳だった。
前身のヤマハ発動機サッカー部創設に携わった荒田氏は、社長在任期間中に4度のステージ優勝と2度のJリーグ年間優勝に輝き、1998年にはヤマザキナビスコカップを制した。同年には、未だに破られていない1試合9得点、シーズン34試合で107得点、得失点+64というJリーグ最多記録を打ち立てた。
さらに、AFCチャンピオンズリーグの前身の一つであるアジアクラブ選手権およびアジア・スーパーカップのタイトルを獲得。磐田の黄金時代を築き、現在監督を務める名波浩氏や中山雅史氏、福西崇史ら多くの日本代表選手も輩出している。
お通夜は13日、告別式は14日に浜松市内のイズモ葬祭イズモホール浜松貴賓館で執り行われる。
クラブは、15日に開催されるJ2第41節モンテディオ山形戦のキックオフ前に黙とうを捧げ、選手・スタッフは喪章を着用して試合に臨むことを併せて発表している。