現役引退を発表した佐藤(左) [写真]=Getty Images
V・ファーレン長崎は5日、MF佐藤由紀彦が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。
現役引退の決断を下した佐藤は、クラブ公式HPで次のようにコメントしている。
「私事ではありますが、2014シーズンをもちまして現役を引退することを決意いたしました。20年間のプロサッカー人生においてお世話になりました、清水エスパルス、モンテディオ山形、FC東京、横浜F・マリノス、柏レイソル、ベガルタ仙台、V・ファーレン長崎のサポーター、現場スタッフ、選手、フロント、スポンサー、そして両親、家族。すべての皆さんに、感謝の言葉しかありません。素晴らしいサッカー人生でした! ただ、まだシーズンは残っていますので、あと少しの時間にはなりますが、現役生活をチームメイトと共に全力でもがきたいと思います。本当にありがとうございました」
現在38歳の佐藤は、1995年に清水商業高(現清水桜が丘高)から清水エスパルスに入団。しかし出場機会に恵まれず、レンタルで1998年にモンテディオ山形(当時JFL)、1999年にFC東京へ移籍し、2000年からFC東京に完全移籍を果たした。2001年には日本代表候補にも選ばれたが、負傷によりレギュラーポジションを奪われると、その後は横浜F・マリノス、清水、柏レイソル、ベガルタ仙台と、複数のクラブを転々とした。2009年に加入した長崎(当時JFL)では主将を務めるなど活躍し、同クラブのJ2昇格に貢献していた。リーグ戦通算成績は、J1で148試合14得点、J2で84試合10得点を記録している。
なお、15日に行われる京都サンガF.C.とのホーム最終戦の試合後には、引退セレモニーが開催される予定になっている。