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【J1第31節予想スタメン 川崎vs清水】逆転優勝に黄色信号も川崎の巻き返しに注目…“開き直り”で昨季終盤戦の再現を狙う

勝ち点51で4位に位置する川崎 [写真]=Getty Images

川崎フロンターレ 「開き直り」がチームに好影響を与える

 前節甲府戦の逆転負けにより、残り4試合で首位浦和との勝ち点差が7に広がった。現実的にリーグ優勝が厳しい状況となったが、これでチームの何が変わったか。それは、良い意味で「開き直り」を見せ始めていることだ。例えば、甲府戦で先制後にチーム全体のパフォーマンスが低迷した原因について、谷口彰悟は「勝ちたい、勝たないといけないという気持ちから、プレーが慎重になるというか、小さくなっていたかもしれません」と振り返る。良い状態の川崎は、ポジションに流動性のあるサッカーを展開できるのだが、優勝争いのプレッシャーからなのか、最近はそうした大胆さが潜んで動きも少なくなっていた。大久保嘉人も「去年の終盤は『3位もないだろう』と思ってやっていたから、プレッシャーもなかったよね」と昨年の例を引き合いに出し、この「開き直り」を歓迎。残り4試合はこの状態で戦い抜くのが良いのかもしれない。

 選手選考に関して言えば、注目は最終ライン。登里享平田中裕介の両サイドバックが負傷により欠場濃厚。10月30日の紅白戦を見る限り、左サイドバックで福森晃斗の起用が見込まれ、リーグ戦では久しぶりの出場となる。CBの組み合わせを含め、最終ラインの顔ぶれは楽しみだ。

「まだ諦めていないよ」と中村憲剛。今節は左足の痛みを押して強行出場する見込みで、等々力で行われる試合での先発出場に気合いも十分。残り4試合、開き直りで戦い続ける。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-2-3-1
GK
杉山力裕
DF
小宮山尊信
谷口彰悟
井川祐輔
福森晃斗
MF
森谷賢太郎
大島僚太
小林悠
中村憲剛
レナト
FW
大久保嘉人

清水エスパルス 苦手とするアウェー川崎戦を制し、降格圏脱出を狙う

 前節の広島戦は、J1残留を争う仙台、大宮の敗戦の報が入ってからキックオフ。勝てば一気に順位が上がることを選手たちも理解していたが、白星を挙げることはできなかった。そして再び降格圏に突入。ホームでこのチャンスを逃したことはとてつもなく大きい。

 しかも、4バックにしてから安定感を保っていた守備陣も、この日は上手く機能せず。広島の2シャドーを警戒して本田拓也藤田息吹のダブルボランチはがっちりと中を固めたが、「サイドを使われてもしょうがない」(大榎克己監督)と、捨てていたサイドからの攻撃で失点を重ねてしまった。

 それでも、残り試合を考えるうえで明るい話題もあった。体調不良で戦列を離れていた竹内涼は約5カ月ぶりにピッチに立ち、全盛期と遜色ないスルーパスを連発した。また、出場こそなかったが、杉山浩太が約2カ月ぶりにベンチ入り。ここにきてようやく戦力が揃ってきている。

 さらに、前節は高木俊幸が第8節徳島戦以来、リーグ戦22試合ぶりとなるゴールを決めた。エースとして期待された高木俊は、今季はまだ3得点と期待どおりの活躍ができていないが、残り4試合で量産を予感させるゴールだった。

 幸いにも残留争いは未だ団子状態で、ひとつ勝てば降格圏を脱出できる可能性がある。対川崎戦、等々力では2005年5月以来勝てていないという相性の悪さがあるが、今節も甲府、仙台の結果を知り得る状況で試合を迎えることになる。今回こそこのチャンスを活かしたい。(田中芳樹)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
櫛引政敏
DF
河井陽介
ヤコヴィッチ
平岡康裕
吉田豊
MF
藤田息吹
本田拓也
大前元紀
六平光成
高木俊幸
FW
ノヴァコヴィッチ

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