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【J1第26節予想スタメン 名古屋vs新潟】“新エース”が名古屋をけん引…川又の加入以降負けなしと絶好調

2014.09.26

今夏の加入ながら名古屋攻撃陣をけん引する川又 [写真]=Getty Images

名古屋グランパス リーグ戦6試合負けなし、川又の加入が大きなプラスに

 残留争いのライバルである甲府、C大阪に連勝。リーグ戦6試合負けなしの3連勝とした名古屋は、順位も11位にまで浮上した。第19節鹿島戦以降は、天皇杯を挟んで公式戦8戦無敗とビッグウェーブに乗っている。


 無敗街道のスタートは、川又堅碁の加入時期とピタリ重なる。つまり、彼が加入して以降のチームは未だに負けなしで、自身もFWで出場した試合は4戦3発と、まさに救世主的役割を果たしている。さらに瑞穂陸上競技場はプロ初ゴールを奪った地であり、名古屋での初ゴールもここ瑞穂。今回も相性の良さを発揮し、今年8月まで在籍した古巣クラブに恩返し弾を叩き込みたい。

 ただし、チームが自信を深めているのは守備面である。連続無失点こそ2でストップしたものの、ここ8試合で喫した失点はわずかに3と、まったく隙を見せていない。前線からのプレッシングと体を張った粘り強い守備、これが今のチームの根幹だ。タフに守り、少ない好機をしっかりと決める。好調を支えるこのサイクルを継続することができれば、そう簡単に崩れることはないだろう。

 不安があるとすれば、メンタル面か。3連勝で残留争いを抜け出した感はあるが、決して内容で圧倒したわけではなく、決定機の数が少ない現状は当面の課題として残っている。今季のホーム戦はわずか2勝。皮肉にも分が悪いものの、慢心を排除して臨むことができれば、4連勝という上を目指せる権利を手にできるはずだ。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-2-3-1
GK
楢崎正剛
DF
矢野貴章
牟田雄祐
田中マルクス闘莉王
本多勇喜
MF
磯村亮太
田口泰士
矢田旭
レアンドロ・ドミンゲス
永井謙佑
FW
川又堅碁

アルビレックス新潟 リーグ戦連敗中も守備面では手応えも

 第23節広島戦、第24節浦和戦と、2試合続けて相手と同じシステムの3-6-1で戦った理由を、柳下正明監督は「相手に休む暇を与えたくなかったから」と説明。切り替えを素早くすることで新潟ペースに持ち込むという狙いがあった。

 だが、いずれも0-2で敗戦。両試合ともタイトにマークする守備の泣きどころを突かれた格好で、フリーの選手を作って失点すると、守備を引き締められ、カウンターの脅威にさらされつつ、そのまま押しきられた。

 とはいえ、連敗にも収穫はあった。その一つが前から守備をし、ボールを奪う勢いを取り戻しつつあることだ。

 この2試合、相手と同じ3-6-1とすることで、守備に回った時のシステム的な齟齬が解消され、迷わず前から追い込んでいくことができた。パスコースを限定し、狙い澄ましてインターセプトする守備が機能することは、勢いそのままに攻め上がる推進力につながる。

 さらに浦和戦の後半には3バックから4バックにシフト。それでもボール奪取の勢いが落ちなかったのは、選手たちが戦術理解を深め、戦いに幅が出てきたことを示している。

 最大の課題はなかなかゴールが奪えないことだが、浦和戦でも長身FW指宿洋史の近くでシャドーの山本康裕田中亜土夢がうまく連係し、さらに3人目の動きも絡んで背後を突いた場面は好機になった。名古屋戦も3-6-1か、それとも4-4-2に戻すかは流動的だが、ボールを奪いにいくタイトな守備と、連係して背後を突く攻撃は継続、発展させなければならない。(totoONE編集部)

■新潟予想スタメン
4-4-2
GK
守田達弥
DF
松原健
舞行龍ジェームズ
大井健太郎
大野和成
MF
山本康裕
レオ・シルバ
小林裕紀
田中亜土夢
FW
指宿洋史
岡本英也

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