新たにジュビロ磐田の監督に就任した名波浩氏
ジュビロ磐田は26日、ペリクレス・シャムスカ監督の後任として新たに監督を務める、同クラブOBで元日本代表MF名波浩氏の就任会見を行った。
名波監督はチームの現状について、「前半戦は相手がジュビロをリスペクトし過ぎてくれたので勝ち点を拾えた。後半、苦しい状況になっているというのは、形が見出せない、リーダーが不在など色んな要素があると思う」と分析すると、その中でも「『勝ちたい』という気持を高めたい」と語った。
どういうコンセプトで戦っていきたいかと問われた名波監督は、「大体、『名波がどういうサッカーをするのか』、『どういうイメージをしていてるか』っていうのは分かっていると思う。そのサッカーを目指してやりたいと思っています」と答えた。
名波監督は、元日本代表FWの中山雅史氏をはじめ、多くの同クラブOBから励ましのメッセージが届いたことを明かし、「期待の大きさや、ジュビロへの気持ちの大きさを改めて感じました」と語り、チームの再建を誓った。
監督就任を決断した理由に関しては、「僕の中のリトル名波が『お前、行くところ分かっているだろう。四の五の考えるのは愚問だろう』と言ったんじゃないですかね」と語り、会場の笑いを誘った。
名波監督は、28日に行われるJ2第34節で愛媛FCとの初陣に臨む。