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【J1第24節予想スタメン 浦和vs柏】好調持続で首位を走る浦和、前評判では優位に立つも柏戦3連敗中と不安なデータも

2014.09.19

勝ち点47で首位を走る浦和 [写真]=Getty Images

浦和レッズ 首位を走る浦和、柏戦は3連敗中と奮わない

 前節は清水に4-1で快勝。相手が浦和の良さを消すために守備的に臨んできたため、シュート数こそ少なかったが、持ち味であるコンビネーションで綻びを生み出し、内容的にも完勝だった。ここ5試合の成績は3勝1分1敗と着実に勝ち点を伸ばし、2位の川崎に勝ち点4差の首位をキープしている。


 清水戦で李忠成が好パフォーマンスを見せたのは好材料だ。これまでの試合では結果を出そうと躍起になるあまり、ゴールに向かう動きばかりで周囲との息が合わずに孤立するシーンもしばしばあったが、清水との試合では味方を生かすプレーも随所に見られた。また、本人が強く望んでいたゴールという結果も残し、「清水戦の得点が乗るきっかけにはなると思う。やっぱり点を取ると気持ちも乗る」と本人は吹っ切れた様子。リーグ終盤戦に向け、攻撃陣の選択肢が増えるのは心強い。

 柏は浦和にとって非常に難しい相手だ。ネルシーニョ監督は相手の強みを消し、弱点を突くことに長ける謀略家。昨シーズン、浦和は柏と3度対戦して2勝1敗と勝ち越しているが、唯一の黒星はタイトルの懸かったナビスコ杯決勝で喫したもの。その6日前のリーグ戦を捨てて“実験”を行い、一番大事な試合で結果を出された。そして、浦和はナビスコ杯決勝から現在まで柏に3連敗中だ。

 柏は2列目の飛び出しからチャンスを作るのが上手いチームであり、浦和はしばしばそういう形でピンチを招いているため、普段以上の警戒が必要だろう。(神谷正明)

■浦和予想スタメン
3-4-2-1
GK
西川周作
DF
森脇良太
那須大亮
槙野智章
MF
平川忠亮
鈴木啓太
阿部勇樹
宇賀神友弥
李忠成
柏木陽介
FW
興梠慎三

柏レイソル 今季苦手とするアウェイ戦、シーズン終盤を占う一戦に

 17日、ネルシーニョ監督の今季限りでの退任が発表された。クラブとの入念な話し合いの末に至った決断であり、チーム内に大きな波紋はない。むしろ残りのシーズンは、ここまで柏を勝つチームに変えてくれた名将の花道を飾ろうと、選手たちのモチベーションは格段にアップしている。

 そういう状況で迎える浦和戦は、柏にとって重要な意味を持つ大一番だ。「上位に残れるか、中位に終わるか、その争いの一戦」(工藤壮人)。勝てば上位戦線に残れるが、負ければACL圏内からも遠ざかる。ただ、浦和との相性は悪くなく、昨年のナビスコ杯決勝から公式戦では3連勝中。今季もリーグ戦とナビスコ杯の2試合で、僅差ながらも勝利を収めている。

 左サイドの橋本和が、前節は途中で交代し、今週も別メニューの練習を続けている。サイドアタックは柏の大きな武器なだけに、橋本が欠場すれば少なからず影響はあるはずだ。また、今季の浦和戦では、田中順也が2戦3発と大活躍を見せた。この“浦和キラー”の移籍は、今回の対戦にどこまで影響するだろうか。

 さらに、今回は柏が今季苦手とするアウェイでの試合。第10節のG大阪戦を最後にアウェイでの白星はなく、前節も下位に沈むC大阪に敵地で0-2と敗れた。それでも、チームの調子自体は良く、浦和が主導権を握る試合展開が予想されるが、安定した守備をベースに好調を維持する前線の工藤、レアンドロ高山薫らが繰り出す鋭いカウンターから勝機を見出したい。(鈴木潤)

■柏予想スタメン
3-4-2-1
GK
菅野孝憲
DF
鈴木大輔
増嶋竜也
エドゥアルド
MF
太田徹郎
茨田陽生
大谷秀和
藤田優人
工藤壮人
高山薫
FW
レアンドロ

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