浦和対広島の試合を視察したアギーレ監督 [写真]=清原茂樹
J1第20節が16日に行われ、浦和レッズとサンフレッチェ広島が対戦した。
同試合には、11日に来日したハビエル・アギーレ日本代表新監督が早速視察に訪れていた。
試合は20分に、浦和の興梠慎三がペナルティエリア手前右寄りでファールを受けFKを獲得する。22分にキッカーの柏木陽介がゴール右隅を狙うもポストに直撃。跳ね返った所を阿部勇樹が落ち着いてシュートを決めて先制点を獲得する。前半は引いた広島がシュート0本に終わり、そのままスコアも動かず浦和リードで折り返した。
後半は、広島が前線から積極的に守備をするようになり、試合に勢いが増した。67分に鈴木啓太のパスに興梠がペナルティエリア内右に抜け出すと、GKを引き付けクロス。ファーサイドにフリーの選手がいたが、広島DFがカットしシュートまで結びつかない。また、81分には李忠成と興梠が2人で広島DF陣を崩すも、最後のところでDFに詰められシュートとはならなかった。
広島は59分に高萩洋次郎と交代してピッチに入った皆川佑介が前線でボールを収めて攻撃の起点を見い出す。すると94分にペナルティエリア手前で皆川のポストから、ヒールパスを受けた柴崎晃誠がそのまま抜け出し、エリア内でシュート。しかし、GK正面で得点には至らなかった。これが最後の攻撃となり試合終了。1-0で浦和が広島に勝利した。