栃木に期限付き移籍中のFW瀬沼が清水に復帰「今度こそという想いで一杯」

　清水エスパルスから栃木SCに期限付き移籍中のFW瀬沼優司が、8月14日から清水に復帰することが決定し、13日、両クラブが発表した。当初の移籍期間は来年1月末までとなっていたが、シーズン途中での復帰となった。

　移籍に際し、瀬沼は栃木に向けて「まずはじめに、なかなか結果がついて来ない中、皆でまとまり、一致団結しなければならないこのタイミングに一人チームを離れることに、栃木SCに関わる全ての皆さんへ申し訳ない気持ちで一杯です。本当に申し訳ありません」とコメント。

　また、「栃木で過ごさせて頂いた半年間は、このコメント内には書ききれないほど濃い物であり、僕にとって大きな経験でした。移籍の話を頂いた時には、とても悩みましたが、一人のサッカー選手としてこのチャンスにもう一度チャレンジしたいと加速する自分の気持ちをどうしても止めることが出来ませんでした。チームは変わってしまいますが、一人のサッカー選手としていつまでも応援して頂けたら嬉しいです。僕は栃木SCをずっと応援しています。本当にお世話になりました。感謝の気持ちで一杯です」と、復帰を決断した経緯についても述べた。

　一方、復帰する清水に対しては、「栃木で沢山の経験をさせていただき、色々な想いを胸に、またエスパルスに帰ってくることが出来ました。もう一度エスパルスでチャレンジする機会を与えていただいたことに感謝して、自分ができることを精一杯チームの為にやろうと思います。今は、『今度こそ』という想いで一杯です。応援よろしくお願いします」と決意を語っている。

　23歳の瀬沼は、筑波大学在学中の2012年に清水の特別指定選手として、Jリーグデビューを果たす。清水に入団した昨季は、リーグ戦9試合に出場するも無得点に終わり、今季から栃木に期限付き移籍。これまでJ2リーグ戦25試合に出場して、7得点を挙げていた。なお、復帰後の背番号は13番に決まっている。