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【J1第6節展望&予想スタメン】徳島vs川崎 日本代表候補に選出された小林、内転筋を痛め出場が微妙に

2014.04.04

コンディション面が懸念される小林 [写真]=Getty Images

徳島ヴォルティス プランどおりの展開で勝ち点獲得なるか

 開幕後、リーグ戦5連敗。唯一、リーグ戦で勝ち点がなく苦しい状況が続く。しかし、前節の広島戦では明るい話題も生まれた。J1リーグ戦初ゴールを高崎寛之が決めた。完全に崩しきったゴールではなかったが、良い流れからリズムを生み、結果を引き寄せた。更に、3-4-3と即席のフォーメーションではあったが、思いのほか機能し、広島相手に決定的な場面を作らせなかった。しかし、残念ながら結果としては3-1と敗戦。2失点がFK、1失点がCKとすべてセットプレーから失点を喫した。過去4節を振り返っても、リスタート絡みでの失点が大半を占めている。そして、その多くが前半に失点しており、“前半を無失点で抑え、後半に点を奪って勝つ”というプランどおりには試合を運べていない。今節の川崎戦においても、まずは前半をしのぐというのが第一条件になってくるだろう。


 そして、今節も引き続き、3-4-2-1のフォーメーションを検討している。守備時にはSHが落ちて5枚のバックラインで攻撃的な川崎に挑むという算段だ。4-4-2の川崎に対して3バックで挑むということは、お互いにストロングとウィークが目立つ試合になることが予想される。個の技量で川崎が上回ることは否定できないが、徳島は昨季序盤戦でも3バックで戦ってきた経験値がある。展開によっては4-4-2にも変更可能なメンバーだけに、前半を耐えチャンスを物にすることができれば勝ち点獲得の可能性は大いにあるだろう。(totoONE編集部)

■徳島予想スタメン
3-4-2-1
GK
1 松井謙弥
DF
26 橋内優也
8 青山隼
2 福元洋平
MF
20 大崎淳矢
7 小島秀仁
14 濱田武
24 那須川将大
10 クレイトン・ドミンゲス
17 衛藤裕
FW
13 高崎寛之

川崎フロンターレ 好調を維持する川崎、徳島戦での勝ち点3獲得は絶対条件

 開幕当初から続いていた不振を脱し、チームは上昇気流に乗りつつある。前節名古屋戦では自慢のパスワークでゲームを支配し1-0の勝利。1日のACLウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦では先制を許すも、2-1で逆転勝ちを収めるなど好調だ。

 公式戦3連勝を飾った試合後、森谷賢太郎は「フロンターレがボールを握る時間が長い中でも、じれずに最後までやり続けられたのが一番だったと思っている」と勝因を挙げた。そして今節のポイントも、彼のこの言葉の中にあると言っていいだろう。最下位の徳島との戦力差を考えれば、川崎がボールを握る時間が長くなる展開となるのは間違いないはず。そこで、いかに自分たちでボールを保持し続けながら、粘り強い攻撃で相手の守備を崩し切れるか。敵将・小林伸二監督は守備組織の構築には定評がある監督である。多彩な崩しを見せる川崎だが、攻め疲れの隙をセットプレーとカウンターで突かれることには注意したい。

 また、30日の練習中に左足内転筋を痛めた小林悠の出場が微妙なのは気になるところ。現在4得点は得点ランクトップタイで、7日からの日本代表国内合宿にも招集されるなど、注目度も高い。仮に大久保嘉人と並ぶフィニッシャーが不在となると、少なくない影響がありそうだ。

 アウェイとはいえ、勝たなければならない一戦であり、勝敗の支持率は、圧倒的に川崎に集まるだろう。しかし昨年は昇格組に苦戦し、ホームでは3試合とも勝利なしだった不吉なデータもある。実際、今年も開幕戦で神戸にドローを演じている。気を引き締めて臨み、リーグ3連勝といきたい。(いしかわごう)

■川崎予想スタメン
4-4-2
GK
21 西部洋平
DF
3 田中裕介
5 ジェシ
7 中澤聡太
15 谷口彰悟
MF
19 森谷賢太郎
16 大島僚太
14 中村憲剛
10 レナト
FW
11 小林悠
13 大久保嘉人

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