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【J1第6節展望&予想スタメン】名古屋vs広島 代表初選出の塩谷司、今節でもゴールなるか

2014.04.04

ACLソウル戦は先行する展開も終了間際の失点でドローニ終わった [写真]=Getty Images

名古屋グランパス 広島戦のカギは先制点

 リーグ第5節の川崎戦でアクシデントが起こった。この試合で右SBを務めた牟田雄祐が全治2週間の負傷。体調不良の田鍋陵太刀根亮輔の穴を埋めるスクランブル出場ながら、大奮闘を見せただけに、小さくない打撃となった。さらには特別指定選手の大武峻も福岡大に帰郷。大学リーグとの兼ね合いから今節・広島戦の出場が不透明となり、最終ラインの駒が不足する緊急事態のまま、「立て直しの一週間」を迎えることとなった。


 しかし、ナビスコ杯第2節の新潟戦で刀根が復帰。3日には、福岡大から理解を得た大武が合流を果たした。メンバーを固定して戦うことで少しずつ精度が上がってきていただけに大きな不安を抱えていたが、どうやらそれも最小限にとどめられそう。依然として別メニューが続く田鍋と牟田は欠場が濃厚だが、カップ戦で見せた若手の躍動など、チーム全体の底上げが進んでいるのも好材料と言えそうだ。

 相手は王者の広島。“強いチーム”と対戦することは、発展途上のチームが力量を試す絶好の機会でもある。川崎戦で失敗したぶん、選手たちは逆襲の炎を燃やす。カギは“主導権を握った攻撃”が堅守相手にどこまで通用するか。つまり先制点だろう。

 昨季はホーム、アウェイともに1-1のドロー。主導権は握れているが、守備時に5バックを形成する相手を崩し切れない展開が目立つ。攻めあぐね、不用意なパスミスからカウンターに沈む。そんなハイライトだけは避けたい。(totoONE編集部)

■名古屋予想スタメン
4-4-2
GK
1 楢崎正剛
DF
6 刀根亮輔
2 大武峻
4 田中マルクス闘莉王
15 本多勇喜
MF
38 枝村匠馬
13 磯村亮太
8 ダニルソン
10 小川佳純
FW
16 ケネディ
11 玉田圭司

サンフレッチェ広島 土壇場で勝利を逃したACLソウル戦の影響はいかに

 不可解なPK判定が後半アディショナルタイムに2度。1度は林卓人がストップしたものの、ほぼラストプレーとなったPKを決められての引き分けという結果が、果たしてどういう影響を及ぼすか。ショックに沈むのか、バネにして這い上がるのか。名古屋戦は選手たちの本質的な強さが試される。

 チーム状態は良くなっている。負傷離脱などで出遅れた森崎和幸、高萩洋次郎、ミキッチ、柏好文らは先発に復帰。公式戦2試合連続2得点中の野津田岳人やソウル戦でゴールを決めたファン・ソッコら、途中から入る選手たちも、ゲームのギアチェンジができるほどに成長してきた。広島らしさを前面に出して戦える状態になりつつある。

 気になるのは、C大阪を完封した開幕戦以降、失点が続いていること。大きく守備が崩されているわけではないが「スキ」を突かれて失点するパターンは、明確な修正ポイントが見えにくいだけに、ズルズルといきかねない危険性もある。ただ、攻撃力は明確に向上していると言っていい。徳島戦、ACLとセットプレーでの得点が多く、得意のパスを20本前後つないで仕留める遅攻から得点したのは、C大阪戦の1点のみ。この現実を受けて「流れの中からの得点がない」という見方もあるが、セットプレーを得るまでの崩しは広島らしいコンビネーションによるもので、FK奪取は必然。FKからゴールを量産できていることで、相手が激しい守備を仕掛けづらくなるメリットの方が、大きいはずだ。(紫熊倶楽部 中野和也)

■広島予想スタメン
3-4-2-1
GK
1 林卓人
DF
33 塩谷司
5 千葉和彦
4 水本裕貴
MF
14 ミキッチ
6 青山敏弘
8 森崎和幸
18 柏好文
9 石原直樹
10 高萩洋次郎
FW
11 佐藤寿人

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