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【J1第3節展望&予想スタメン】C大阪vs清水 大前、100試合目も「あくまで通過点」

2014.03.14

J1初ゴールが期待されるフォルラン(右) [写真]=Getty Images

セレッソ大阪 チーム状態は決して良くない

 前節の徳島とのアウェイ戦では、山口蛍の直接フリーキックでの得点などで、ポポヴィッチ体制での今季初白星をあげたC大阪。今節はホームに清水を迎える。


 その相手に対しては、リーグ戦7試合連続で無敗を誇り、アフシン・ゴトビ監督率いるオレンジ軍団との相性は抜群。リーグ戦におけるホームゲームに関しては11戦負けなしの4連勝中で、実に約15年間に渡って敗れていない。しかも、エースの柿谷曜一朗も、C大阪復帰後の2シーズン連続、清水戦で得点を記録(4試合3得点)。データはC大阪圧倒的優位とみる。

 しかし、今季はホームでリーグ戦、ACLと連敗スタート。直近のACLでも、山東魯能の個の力の前に完敗するなど、チームの状況は決して良くない。期待のフォルランもゴールが遠く、フィットにはまだ時間がかかりそうだ。間隔の短い中での過密日程が続くが、どこまで修正できているかは見どころ。この試合に向けてのトレーニングでは、ボランチに長谷川アーリアジャスールを据える新たな布陣にも挑戦。その中で、フォルラン、柿谷、南野拓実杉本健勇といったC大阪の誇る攻撃陣が爆発できるかは、キーポイントになるだろう。山東戦では、コンディションを考慮して先発を外れていた柿谷がゴールを決めれば、新加入のミッチ・ニコルスが初アシストを記録するなど、光明も見られただけに、ホーム初勝利、リーグ戦連勝で暗雲を払いのけたいものだ。(totoONE編集部)

■C大阪予想スタメン
4-4-2
GK
21 キム・ジンヒョン
DF
17 酒本憲幸
30 ゴイコ・カチャル
23 山下達也
14 丸橋祐介
MF
20 杉本健勇
6 山口蛍
5 長谷川アーリアジャスール
13 南野拓実
FW
8 柿谷曜一朗
10 ディエゴ・フォルラン

清水エスパルス FW大前、自身の100試合出場に華を添えられるか

 これまで、長沢駿ノヴァコヴィッチという190cmを超える選手を前線に2人揃えていたが、第2節横浜M戦で不発に終わると、アフシン・ゴトビ監督は週明けから即座に対応した。トップ下に竹内涼を入れ、ノヴァコヴィッチをトップに据えるシステムに変更。サイド一辺倒だった攻撃スタイルから、中央からの崩しも考えている。竹内には孤立していた前線の選手との橋渡し的な役割も求められる。

 また、大前元紀は今節で100試合に到達。「あくまで通過点」(大前)と、気にする様子はないが、プレッシャーの掛かる時ほど力を出す10番に期待が掛かる。

 杉山浩太の出場停止、本田拓也の負傷欠場により、空いてしまったボランチにはカルフィン・ヨン・ア・ピンが入る予定だ。ボールをさばくタイプのボランチは他にもいるにも関わらず、あえてヨン・ア・ピンという対人の強さが売りの選手を入れることは、多彩な攻撃陣を揃えるC大阪に一定の効果を上げる可能性もある。しかし、本職ではない故のリスクも伴う。それでも、まだフォルランなど、C大阪の攻撃陣が本調子でない時期に当たることは幸運であるとも言えるだろう。

ゴトビ監督が掲げた「開幕から5試合で勝ち点10」という目標達成には、もう1敗もできない。リーグ戦におけるC大阪とのアウェイ戦では約15年間勝てていないが、「大阪で勝てないと言われるのはもうこりごりだ。土曜日は歴史を作りたい」と、勝利に意欲を見せている。(田中芳樹)

■清水予想スタメン
4-2-3-1
GK
1 櫛引政敏
DF
8 石毛秀樹
3 平岡康裕
19 ヤコヴィッチ
17 河井陽介
MF
5 村松大輔
4 カルフィン・ヨン・ア・ピン
10 大前元紀
20 竹内涼
11 高木俊幸
FW
18 ノヴァコヴィッチ

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