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クラブ創設から2年連続昇格、事業拡大を続けるCOEDO KAWAGOE F.Cに迫る

2023.02.27

 2020年9月に埼玉県南西部に位置する人口約35万人の川越市から、Jリーグを目指すクラブが誕生した。埼玉県川越市2部リーグ(J11相当)から参入したチームは2年連続で昇格を果たし、今シーズンから埼玉県1部リーグへ参入する。
(※2023年2月12日、埼玉県1部リーグに所属するSaitama east SVとの合併が発表され新シーズンより参入が決まった。)

 創設3年目とまだ歴史が浅いクラブであるにも関わらず、成績だけでなく事業面でも年々大きな成長を遂げている。その秘訣をクラブ代表の有田和生氏に話を聞いた。

記事提供=FiNANCiE

ーーまずCOEDO KAWAGOE F.Cがどんなクラブかを教えてください。

埼玉県川越市をホームタウンとして、Jリーグ参入を目指しているクラブです。ただ、Jリーグ参入だけが目標ではありません。「フットボールクラブを通じて、川越の夢と感動を創出し続け100年続くクラブへ」というミッションを掲げ、大切にしています。

ーー2020年の設立から日が浅い中で、スポンサーを多く集めている印象です。

チーム側の選手などと違って、普段スポットライトが当たりにくい、事業メンバーがチームやクラブの想いや魅力はもちろん私たちのリソースを使った提案営業をしてくれております。またそれだけでなく街の特性も後押ししてくれたと思っています。川越市は県内でも中枢となる地域ですが、プロのスポーツが根付いていないんです。街自体も農業や文化を守りながら、新たな産業を生み出していこうという動きがあるので、我々にとっても後押しになりました。

取り組みの中でも特に力を入れているのが、オウンドメディア「#川越(ハッシュカワゴエ)」を活用したスポンサー企業の情報発信です。「川越のまだ見ぬ魅力を発信していく」をコンセプトにインタビューを行い記事を作成しています。ただのお願いだけの営業ではなく、なるべく企業様が抱える課題を解決していく存在として、共に取り組みを行っています。

クラブとして地域貢献に力を入れてきたので、パッションだけではなくロジカルに川越市の企業に貢献するという行動が積み重なった形がたくさんの支援となり今があると思っています。

ーークラブ創設から熱心に取り組まれているホームタウン活動では、川越市に貢献するために具体的にどのようなことを行なっているのでしょうか?

クラブが掲げる「三つの挑戦」として、「サッカー」「事業」「ホームタウン活動」を大きな位置付けにしています。ただサッカーをやって事業が潤うだけではなく、地域への貢献が大事だと考えています。

川越市が掲げている基本計画にクラブが寄り添いお手伝いすることが、本質的に街のためになると思っています。例えば、農家さんや農業自体と地域の子どもたちとの接点を設けるために苗植え収穫体験活動を行ないました。

子どもたちは過去の経験から進路を決めていきます。川越市が抱えている農業の就労人口減少という課題に対して、このイベントを思い出深いものにすることによって、1人でも多くの子どもが農家を目指すきっかけになれば良いなと思います。

コロナ禍に設立したクラブなので、当初は地域の人とオフラインで関わる機会が少なかったんです。徐々に対面での地域活動ができるようになって、パートナー企業様のお力添えもあって駅の近いところにクラブモニュメントや展示パネルなど少しずつ街の中にCOEDO KAWAGOE F.Cが文化として醸成できている感覚がありますね。

ーー川越市リーグで戦っていた昨シーズンを改めて振り返ってみていかがでしょうか。

なかなか難しいシーズンになりました。選手も元Jリーガーや育成年代で活躍していた選手が集まっています。「勝って当たり前」というシチュエーションで1年間戦うのは難しく、振り返ってみれば苦労した印象です。選手も監督もスタッフも、結果を求めていたなかで、優勝で県リーグへの進出を果たせたことに安堵していますね。

ーー先日発表されたチームの合併により埼玉県1部リーグへの参入となる今シーズンですが、合併に至った経緯や目標について聞かせてください。

「Saitama east SV」(埼玉県1部リーグ所属)はクラブ設立時より、毎年リーグ優勝を重ね、着実に所属カテゴリを上げ、2022シーズンには埼玉県1部リーグへの参入を決定してきたチームでSaitama east SV代表の高橋氏とは合併以前よりお互いの情報交換を継続し、交流を続けてきました。

そんな中で、先方の運営状況の課題等も鑑み「埼玉県から本気で3つ目のJクラブを作りたいと思っている。チーム合併という形でCOEDO KAWAGOE F.Cにバトンを渡せないか」という趣旨の打診を頂戴し、埼玉社会人連盟様や川越市サッカー協会様含めご相談ご了承頂きました。

そうして、両社(両チーム)の目指す方向性のすり合わせ、Jリーグクラブを作った先にどんな未来を描きたいのか。そのような話をしていく中で、目指す方向性の一致から今回のチーム合併という決断となりました。

目標はまず埼玉県リーグの優勝です。現在、埼玉県社会人リーグ1部は8年連続でTIUさん(東京国際大学さんのチーム)が優勝しておりますので、そこに風穴を必ずあけたいと思っております。
その後は、他都県リーグの優勝チームが参加する、大変熾烈な関東リーグ昇格トーナメントを勝ち抜き関東リーグへ参入を成し遂げたいです。

※本チーム合併に関して「COEDO KAWAGOE F.C」の運営会社であるCOEDO KAWAGOE F.C株式会社の経営体制への変更はございません。また、引き続き埼玉県川越市をホームタウンとし、チーム名も「COEDO KAWAGOE F.C」のまま活動を継続してまいります。

ーーこれからチームを進化させる上で、サポーターやFiNANCiEのコミュニティの方々と一緒に取り組みたいことはありますか。

昨年は、優勝NFTを発行したり、単価向上を目指しトークン購入するとお得な個人特典プランが付くなどの施策を打ちましたので、今年も色々と仕掛けていきたいですね。

FiNANCiEさんのプラットフォームのお陰で夢が資産であり強みになったと思っております。DAOともいわれておりますが、Jリーグまでの道のりを、共存共栄の形で、クラブのミッションやビジョンを成し遂げ、中長期的に「トークンを持っていてよかった」と思ってもらえるように取り組んで参ります。

だからこそ経済的なところはもちろん、オンラインでも、オフラインでもよりサポーターの皆様にこのカテゴリーだからこその体験価値を与えられるようにしたいと思っております。

ーー最後に、サポーターや読者へ向けてメッセージをお願いします。

支援してくださる皆さまのおかげでクラブが成り立っているので、改めてお礼を伝えたいです。おかげさまでホームタウン活動や事業の幅や、サッカーを通じて我々の活動を楽しんでもらえる機会がすごく増えました。これからも一緒に素晴らしい景色を見ていきましょう!

■トークンを購入してコミュニティへの参加はコチラから
https://financie.jp/users/COEDO_KAWAGOE_FC/cards

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※配布トークン数には限りがございますのでご了承ください
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By サッカーキング編集部

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