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渋谷からスポーツで熱狂を! Jリーグ目指すSHIBUYA CITY FCの トークン活用型クラブ経営に迫る

2022.12.30

 SHIBUYA CITY FCは渋谷区に拠点を置いて活動を展開しているサッカークラブ。2022シーズンは元日本代表として日韓W杯に出場した経験を持つ戸田和幸氏がテクニカルダイレクター兼コーチとして指導した。その他にも、J1での優勝経験も持つ阿部翔平や田中裕介などプロキャリア豊富な選手が所属している。

 そんなクラブは、2020年3月からトークンを活用した資金調達を実施し、これまで3000万円近くの資金を調達に成功。トークンの初値¥2.2から数日で900円にまで上がるなどして話題となった。今回はクラブの代表である小泉翔さんにクラブ設立のエピソードや、トークンを活用したクラブ経営について聞いた。

記事提供=FiNANCiE

―――SHIBUYA CITY FCがどのようなクラブなのか教えてください。

SHIBUYA CITY FCは、現在東京都1部リーグというJ1から数えると7部に相当する社会人リーグに所属しているチームです。2014年にTOKYO CITY F.C.という名前で発足し、2015年から東京都リーグに参入しました。2019年からは株式会社PLAYNEWを設立して、SHIBUYA CITY FCを運営しています。「渋谷から、世界で最もワクワクするフットボールクラブをつくる。」というビジョンを掲げ、都市型サッカークラブとして東京23区内から初のJリーグクラブ誕生を目指して活動しています。

―――小泉さんが代表に就任した経緯は?

もともと僕はインターネットの広告代理店に勤務していたのですが2013年に退社し、翌年に株式会社TABIPPOという観光系の事業全般を扱う会社を立ち上げました。当時、TOKYO CITY FCの活動には休日の趣味として参加していたのですが、カテゴリーが上がるにつれて「渋谷からJリーグクラブを誕生させることができたら面白いのではないか」と思うようになったんです。そこからボードメンバーとして関わるようになり、2019年にTABIPPOを退社。本格的に参画するようになりました。

―――これまでの経験がクラブ運営に活きていると感じることはありますか?

いろいろなところに活きていると思います。TABIPPOではイベント運営や出版、観光にまつわる企業さんのマーケティング支援など、さまざまな案件に携わっていました。また、旅行代理店の資格をもたない新しい形態で事業を展開していたこともあり、新しさや面白さを追い求めたクラブ運営を意識しています。僕自身、これまで他のサッカークラブで働いたこともないので、既存の枠組みを知らないというのも強みだと思っています。

―――SHIBUYA CITY FCが新しい切り口で施策に取り組むのは、小泉さんの経験が大きく影響しているのですね。初回のトークン発行から1年以上が経過していますが、運用してみていかがですか?

トークンとスポーツチームの相性は、すごく良いと感じています。今までにない応援の形は魅力的ですし、より僕たちとマッチして開花させるためにはどうしたらいいかを常に考えています。その中で、上手くいっている部分と、もっとできるなという部分の両方があると感じています。

―――具体的に上手くいっている部分は?

2点あると思っています。まず年間のファンディングが3000万円近くになっているように、新しい資金調達の形として確立できている点です。応援してくださる方にとっても、お金を出しやすいサポートの形だなと。企業さんからしても、スポンサー費用をトークン購入によってお支払いいただいたほうが経営的なメリットは大きいと思っています。スポンサーをしていただく理由は企業さんごとに様々ですが、私個人としてはどんな理由でもトークンでスポンサーしていただいた方が、スポンサー企業さんの手元には資産性のあるトークンが残るので、お話する際には必ず提案させていただいています。またFiNANCiEを活用していること自体が『新しいことに挑戦しているチーム』と認知していただけているところは、チームのブランディングとしてもポジティブな影響があります。

―――SHIBUYA CITY FCのコミュニティメンバー数もスポーツというカテゴリーではトップの数字になっています。ここから見てまさにスポーツ×トークンという流行の最先端にいるチームかなと思っています。日頃のコミュニティ運営で意識していることはありますか?

他のSNSとは違う切り口の発信、よりチームや選手を身近に感じてもらえるようなコミュニケーションを意識しています。そうでないと、トークンホルダーの方にメリットを感じていただくことはできません。あとは他のチームがやっていない先進的な取り組みをどんどん打ち出していくことですね。

―――12月19日からJR渋谷駅 ハチ公口近くにチームの巨大ポスターが掲示されているようですが、どのようなものになっているのでしょうか?こちらの企画にもトークンホルダーが参加されていたりするのでしょうか?

昨年に引き続き、クラブのオフィシャルパートナーである東急様のご協力により12月19日から12月31日までの期間で巨大ポスターを掲出しています。掲出している内容としては、クラブのPRと今シーズンのチーム軌跡をたどるビジュアル、日頃から応援いただいている方たちのクラブへのメッセージを掲載しております。また今回トークンホルダーの方からも応援メッセージを募集し、その中から選ぶ企画を実施してFiNANCiEのコミュニティの方々にも参加していただきました。

―――今後トークンを活用してどのようなことに取り組んでいきたいですか?

単価を上げていくための施策、例えばイベントに招待する仕組みづくりなど、トークンホルダーへのメリットを拡充させるための施策には力を入れていきたいです。またカテゴリーが上がり認知が広がるなかで、クラブとしての影響力も強まっていくことが想定されます。規模の拡大に合わせ、しっかりとメリットが提供できる施策が打ち出せるように準備していきたいなと思います。

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By サッカーキング編集部

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