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JFA×ディズニーの新プロジェクトが始動 日向坂46影山優佳が「憧れ」の澤穂希と共演、七夕に込めた願いとは?

2022.07.07

会見後、子どもたちとともに記念撮影 ©Disney ©Disney/Pixar

 日本サッカー協会(JFA)は7日、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社のコンシューマ・プロダクツ部門と、女子サッカーの新プロジェクト『JFA Magical Field Inspired by Disney』を発足。プロジェクトキャプテンに元日本代表の澤穂希さんが就任し、ゲストの影山優佳さん(日向坂46)さんとともに発表会に出席した。

 同プロジェクトは『サッカーを通じて、子どもから大人まで、すべての女性の新たな世界に踏み出す一歩を応援します』というスローガンのもとにスタート。「エンターテイメントを通じて勇気や希望、感動を提供するとともに、夢に向かって努力すること」を伝えてきたディズニーと、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。」を理念として掲げてきたJFAの考えが一致したため、締結に至ったとしている。

 JFAは『JFA2005年宣言 ~DREAM 夢があるから強くなる~』を当時の会長だった川淵三郎氏の元に策定。2022年から25年までの中期計画では「重点3領域」として、「女子」「4種年代」「シニア」の発展を挙げているが、「女子」「4種年代」へのアプローチとして、ディズニーとのプロジェクトを進めることになる。

©Disney ©Disney/Pixar

 発表会に出席したJFAの田嶋幸三会長は、「私たちは“なでしこビジョン”を掲げていますが、そこでは2030年までに女性の登録選手を20万人にするとしています。まずはプレーをする、観戦をしてもらうというところから世界に近づくと思っています。しかし現実は、ここ数年コロナ禍もありましたが、5万人から増えていません。新たな取り組みをしないといけないのは明白です」と、横ばいの現状を打破する試みであると説明。『想像もつかないような冒険がしてみたい』と、ディズニー作品『美女と野獣』に登場するベルの言葉を用いて、「まだ見ぬ世界に踏み出す時に、これほど心躍ることはありません」と、若年層から女子サッカーの拡大を図っていく。

 また、会見に同席したウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社のコンシューマ・プロダクツ バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーである井原多美氏は、同社が掲げる『HEALTHY×TAINMENT』領域に「スポーツが加わったことを嬉しく思います。私たちはストーリーの力で世界を動かすことができると信じています。その活動を後押しする協業プロジェクト」と説明。「初年度に打ち出すキャラクターはディズニー・プリンセスです。勇気とやさしさで困難を乗り越えて夢を実現するキャラクターたちで、本プロジェクトを進めるにあたり、最もふさわしいと考えています」と話した。

影山さん(左)と澤さん(右) ©Disney ©Disney/Pixar

 また、すでにグローバルではイングランドサッカー協会(FA)とともに、プログラムを展開しており、サッカー初心者向けのキットなども手掛けていると説明。「ディズニー・プリンセスと言うと綺麗、恋物語、音楽などがハイライトされるかと思いますが、ストーリーそのものは勇気や行動力を持ち合わせているキャラクターです。あと、身体能力が実は高く、ラプンツェルは崖から飛び降りましたし、エルサは凍った湖を走ってわたっています。観ていただくと体力がすごい。白雪姫にはサッカーに必要な要素でもあるマネジメント能力があったりもします。そういった違った面も見ていただきたいですし、プリンセスにもこんな能力があるということを知っていただく、考えていただく機会としたいです」と、ディズニーファンに向けての発信も兼ねていると続けている。

 キャプテンに就任した澤さんは、「何かを始める、挑戦するということは、最初は不安もつきものですが、難しいと思うことでも楽しさもあります。チャレンジすることでいろいろなことが前に進む。私もサッカーを始めた時は男子チームの中に女の子一人で、最初は入団を断られましたが母親があきらめずに言ってくれたことで、初めてクラブチームに参加できました。母親の頑張り、子どもに夢を託してくれて、今があるので」と、自身の経験を踏まえつつ、次の世代を後押しする手伝いをしていきたいと話す。

 自身も幼少期になでしこを夢見てサッカーをしていた影山さんは、憧れの澤さんと同じステージに立てたことを「夢のよう」とあふれる感情から出る笑顔とともに挨拶。当日は七夕ということで、願いを込めた短冊ならぬボールに『輝』の一文字を書き、「夢の輝き、夢を追う人の目の輝き、その人自身が持つ輝きということで、このプロジェクトを通じてたくさんの人が自分の輝きを見つけられますように、という願いをこめました。アイドルというお仕事をする中で、メンバーもそうですし、ライブに来てくださったファンの皆さんのキラキラした姿、目の輝き、その人自身の輝きは本当に魅力的で、ビシビシと肌で感じています。夢を持っていたり、夢をもらって自分も頑張ろうと、思えるようなきっかけにプロジェクトがなってくれればと思いました」と話した。

影山さんの願いは『輝』 ©Disney ©Disney/Pixar

 澤さんと影山さんのトークセッションでは「今取り組んでいること」についても展開。澤さんは食生活アドバイザーの勉強を始めたとのことで、「知らないことがたくさんありましたし、選手時代にもっとわかっていればと思いましたが、今からでも遅くないと思っています」と話すと、影山さんは「私は油系が好きなので、澤さんに教えていただきたいです。メンバーと焼肉に行ったとき、みんなは赤身が好きだったりするんですけど、私は普段から脂が好きと言っているので、みんながくれるので(笑)」と笑わせる一幕も。影山さんは「最近クイズの勉強を始めました。高校時代、クイズ研究会に入っていたんですが、クイズ番組に出演させていただく機会がある中で、クイズとクイズ番組は全く違っていて。呼んでいただいた期待に応えたいですし、対策をしています。番組ごとの傾向と分析を…」と明かすと、澤さんも「すごい!」と目を丸くしていた。

 発表会後にはピッチで子どもたちとキックオフセレモニーも開催。澤さんのパスを受けた影山さんが豪快にダイレクトシュートを決める場面も見られた。

子どもたちの前で澤さんのパスを影山さんが豪快にシュート ©Disney ©Disney/Pixar

 プロジェクトではまず今年度、『JFA Magical Field Inspired by Disney ファミリーサッカーフェスティバル”First Touch”』を開催。7月16日のヨドコウ桜スタジアムを皮切りに、全国で7カ所で行われる予定となっている。小学校1~3年生のサッカー未経験者を対象としたサッカーフェスティバルとなり、参加費は無料。天然芝のピッチでサッカー教室に参加できる「プレーランド」に加え、場外にはプレーランド参加者以外も撮影可能なフォトスポットを設置し、サッカーとディズニープリンセスの世界観を楽しめるブースなども展開される予定となっている。また、参加者には当日渡されるオリジナルユニフォームとオリジナルサッカーボールがプレゼントされる。

配布されるユニフォーム(背面) ©Disney ©Disney/Pixar

By サッカーキング編集部

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