2021年12月28日の深夜に大阪・毎日放送で放映された特別番組『BLUE SUPPORTERS -青の挑戦-』。「サッカー日本代表を愛する全てのファンやサポーターが1つになって、サッカー日本代表のW杯出場と、過去最高となるW杯ベスト8進出のために1から考える番組」をコンセプトとするこの番組が現在、「TVer」で見逃し配信されており、全国のサッカーファンが楽しめるようになっている。
この番組ではMC候補や企画のアイデアなどをファン・サポーターやユーザーから募集し、それらの声をもとに内容が決められていった。アンケートで推薦されたお笑いコンビの和牛、サッカー元日本代表の中澤佑二、TikTokフォロワー40万超えのサッカー大好き現役女子高生・榎彩咲がMCを務め、ファン・サポーターやユーザーが考えたさまざまな企画が紹介された。
2021年の日本代表戦士の戦いぶりを印象的な写真とともに振り返る「サポーターが写真から選ぶ 記憶に刻まれたシーンBEST5」では、まさかの黒星スタートとなったW杯最終予選の初戦オマーン戦や、執念の勝利をつかんだオーストラリア戦などを紹介。1位にはファン・サポーターの胸を打ったある選手の“号泣シーン”が選出され、中澤は「日本代表として『勝つんだ！』という気持ちがひしひしと伝わってきた」と印象を語った。
また、JFA公式YouTubeチャンネルで日本代表の活動の裏側を紹介している「日本代表Team Cam」の動画を再編集し、合宿の様子や海外遠征の舞台裏を紹介する企画では、海外遠征時のホテルでの過ごし方やトレーニングの様子、練習後に長友佑都（FC東京）が若手に自身の経験を語る“長友塾”の様子などの貴重な映像が次々に映し出され、和牛の2人や榎彩咲も興味津々な様子。専属シェフを務める西芳照氏は番組の単独取材に応じ、代表時代の中澤のある行動に感心したことなどを明かしてくれた。
現役日本代表戦士と代表レジェンドによる夢の対談企画「受け継がれる青の魂」では、上述のオーストラリア戦で代表デビューを飾り、初ゴールも決めた田中碧（デュッセルドルフ／ドイツ2部）と、2010年南アフリカW杯に出場した松井大輔がオンラインで対談。東京五輪で経験を経て「今のままでは（自分が求めるレベルに）到底届かないと感じた」という田中に対し、海外クラブでのプレー経験が豊富な松井は、海外で成功する秘訣を伝授。この対談ではファン・サポーターから質問を募集しており、松井は「最終予選初戦、オマーンに負けたときどう思った？」という質問を通じて、田中から代表チームの雰囲気や森保一監督の戦術に関するリアルな言葉を聞き出していく。田中が「自分の感覚と合う選手」や理想の結婚相手を明かすなど、この2人ならではの興味深い対談となった。
代表戦士のルーツやターニングポイントに迫る「SAMURAI BLUE ヒストリー」には、スコットランドの強豪セルティックへの移籍後もゴール量産を続ける古橋亨梧が登場。和牛の水田信二とのリモート取材の中で、古橋はサッカーを始めたきっかけや持ち味であるスピードが磨かれた理由などを語った。また、番組では古橋が中学生、高校生時代に所属したチームの監督やチームメイトにも取材しており、中学の遠征時、古橋がバスの中でいつも隠れて食べていたという「大好きなお菓子」も紹介されたほか、高校の同級生だったという南野拓実（リヴァプール／イングランド）との関係性についても語られている。
日本代表のファン・サポーターにとって興味深い内容が盛りだくさんの『BLUE SUPPORTERS -青の挑戦-』は現在、TVerで配信中。また、サッカーキング公式YouTubeチャンネルでは田中碧と松井大輔が対談した「受け継がれる青の魂」の未公開シーン、古橋亨梧が登場した「SAMURAI BLUE ヒストリー」の未公開シーンも配信されている。
文＝池田敏明
■未公開動画
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By サッカーキング編集部
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