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「トップの環境でやりたい」 浦和退団の槙野、現状は「freeeなので」と笑うも去就は「もうじき」

2021.12.21

イベントに出席した槙野

 2022年1月に施行される電子帳簿保存法の改正に伴い、クラウド会計ソフトを展開するfreee株式会社はレシート電子保存の利便性を伝えるイベント『さよなら、レシート感謝祭』を、仕事運アップのご利益があると言われる神田明神で実施した。

 イベントにはプロサッカー選手だけでなく、コスメティックブランド『HALTEN JAPAN LIMITED』の代表でもある槙野智章が登場。法改正にともない、レシートをデータ化することで紙の状態での保存が不要となることもあり、槙野は実演を含め、プレゼン形式でfreeeのサービスを紹介する実業家の側面を見せた。レシート保管が不要となることにあやかり、感謝を込めて特大レシートを刀で一刀両断する“切断式”パフォーマンスでは見得を切る”エンターテイナー”ぶりも披露。イベント後には神田明神の御神殿にて“レシート納め式”を実施し、仕事運向上の願掛けも行っている。


 槙野はイベント後、「新しい取り組みに対して自分もやっていきたい。(プレゼンは)90点」と、経営者としての取り組みに言及。「挑戦」という目標を掲げ、2022年の飛躍を誓っている。

 19日に開催された天皇杯の決勝では劇的な決勝弾を挙げた槙野。祝福のメッセージが鳴りやまず「数え切れないくらい」の連絡が来たようで、「地上波でサッカーをやる素晴らしさ、影響力はものすごいなと。DAZNはDAZNの良さがありますが、関心がない人にも伝わったし、見てくれていると感じました」と、現在は日本代表戦を含めて地上波放送が減っている現状についても触れた。

「一生、自分の中で語り継ぐゴール」で浦和レッズの天皇杯制覇、さらにはAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得へと導いたが、自身は今季で退団となる。20日にはチームの解散式が行われ、「僕自身もまた泣いてしまいました」と笑いつつ、「スタッフの方に直接感謝の思いを伝えさせていただきました。自分の魂はチームに置いていくというか、後輩たちに託すぞという話をさせていただきました」と、残る選手たちへエールを送る。

 10年間プレーした浦和に対しては、「浦和に来たからこそ、たくさんサッカーに対して取り組めたと思います。ほかのチームに行っていたら、こんなにもサッカーを好きになっていなかったと思いますし、こんなにも成長の幅がなかったと思います」「何よりも、サッカーをみんなに伝えたい、一人でも多くの方にチームを知ってもらいたいという思いにさせてくれたクラブなので、本当に感謝しかないです」と、改めて感謝を述べた。

 浦和退団は決定しているが、新天地は未定の槙野。去就を問われると「僕の状況はTシャツにも書いてありますが『freee』なので(笑)」と、イベントになぞらえたさすがのトークで返しつつ、「もうじき発表という形になると思う」とコメント。チームだけでなく、街にも求められるようなチームに進むことを最優先として、「そのクラブの色、サポーターのやり方もあると思います。まずは僕がしっかり理解をしないといけない、チームに早く溶け込まないといけないことが先決」と話す。

「来季で35歳になります。まだまだ自分がピッチで動ける姿、たくさんのサッカーファンの方にピッチで暴れまわる姿、盛り上げる姿をぜひ見ていただきたい思いを込め、トップトップの環境でやりたいと思っています。チーム、監督、必要とされるクラブに行って、自分の力を試したいと思っています」と力強く話した槙野。「35歳にして、一年目の気持ちでやらないといけないと思っています」として、来年に向けて掲げた“挑戦”へ準備を進めるオフに入っている。

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