FOLLOW US

サッカーボールで「二刀流」? 日本フットゴルフ協会が新設サッカースクールをサポート

 競技団体が、他競技のスクール運営をサポートする。そんな試みが埼玉県所沢市で4月からスタートする。

 同市で4月から新設されるFC TOKOROZAWA(フットボールセンター所沢)は、元サッカー日本代表の藤吉信次現東京ヴェルディトップチームコーチがテクニカルディレクターを務める小学生対象のサッカースクールだが、同市に所在する一般社団法人日本フットゴルフ協会が、運営サポートすることになった。

 競技団体が、他競技の選手育成を主眼にする組織をサポートするのは異例だ。しかし、同協会ではフットゴルフ経験者の多くがサッカー出身であることに着眼。子どもたちにサッカーを楽しんでもらうことで間接的にフットゴルフの普及が進み、将来的にはフットゴルフ愛好者が増えると見込んでいる。

 実際のところ、現在フットゴルフをプレーし同協会主催大会に参加している選手は、学生時代や社会人でサッカーを経験したプレーヤーばかり。中には阿部敏之氏(元鹿島)や堀之内聖氏(元浦和)など元Jリーガーもいる。FC TOKOROZAWAのテクニカルディレクターに就任した藤吉氏もフットゴルフ経験者だ。

 今回の取り組みは、フットゴルフの最近の動向ともリンクする。昨年フットゴルフタウン推進委員会を発足した栃木県さくら市では、市内小学校の体育授業でフットゴルフを実施。東京都世田谷区でも小学生にフットゴルフを体験してもらう動きがある他、11日に神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎ゴルフ倶楽部で行われた浜須賀小学校6年生の卒業イベントでは、体験コンテンツでフットゴルフが取り入れられた。

 サッカーを入り口に子どもたちに同じボールを扱うフットゴルフを知ってもらうことは、同協会としても重要課題と位置付けているという。

 同スクールでは、サッカーの練習前後にウォーミングアップやクールダウンとしてフットゴルフを導入する他、練習中はカップの代わりになる簡易ホールを設置し、スクール生にサッカーにも通ずる集中力を養ってもらう予定という。

「日本でフットゴルフをスタートした時に『サッカーボールと永遠に』というテーマを持っていた。サッカーを諦めても同じサッカーボールを使うフットゴルフで新たな夢に向かって行ける。子どもたちには色々な可能性にチャレンジしてもらいたい。日本のスポーツ文化に寄与できる活動をしていきたい」と語るのは同協会の松浦新平会長だ。

 今は多様性が求められる時代だ。FC TOKOROZAWAでサッカーを学べば、フットゴルフも身近になり、近い将来、新たな「二刀流」選手が生まれるかも知れない。

SHARE

LATEST ARTICLE最新記事

RANKING今、読まれている記事

  • Daily

  • Weekly

  • Monthly

SOCCERKING VIDEO