2019.04.02

延長の死闘は南葛と東邦の両校優勝で幕…大空と日向がそろって4得点

サッカー総合情報サイト

 第16回「全国中学生サッカー大会」決勝が行われ、延長戦の末に4-4の引き分けに終わり、南葛中学校と東邦学園中等部の両校優勝となった。

 3年連続同一カードとなった決勝戦。過去2年はともに南葛中が全国制覇を成し遂げている。三連覇が懸かる一戦では、主将の大空翼や石崎了、井沢守、高杉真吾といった面々がそろって先発となった。一方、勝てば同校史上初の優勝となる東邦学園は、ここまで出場機会のなかった主将の日向小次郎が満を持してスタメンとなり、沢田タケシや若島津健、反町一樹など、フルメンバーがそろっての決勝となった。

 中学サッカー史上最多となる観衆が詰めかけた大一番は、日向がこれまで欠場したうっぷんを晴らすかのようなオープニングシュートで幕を開ける。キックオフからいきなり右足を振り抜くと、低い弾道は一直線にゴールへ。日向の必殺シュート“タイガーショット”は惜しくもポストを直撃し、得点とはならなかったが、ボールはパンク。一方の大空も直後にすかさず伝家の宝刀“ドライブシュート”を披露。こちらもポスト直撃でボールがパンクし、会場はどよめきに包まれる。

 南葛中は左肩と左足に負傷を抱える大空への負担を減らすため、東邦学園は日向にゴール前でのプレーに集中させるため、チーム一丸で気迫のプレーを見せる。

 試合を動かしたのは日向の一撃だった。エリア内中央に反町と沢田が構える中、サイドからクロスを上げると見せかけ、ゴールへの道筋を見つけると、右足を一閃。意表を突くタイガーショットがネットを揺らした。

 しかし、東邦学園のエースが決めれば南葛中のエースも黙っていない。大空は相手DFがブロックを作るのもお構いなしに、その頭上を越えるドライブシュート。ゴール隅をとらえると、GK若島津も反応して片手で触ったものの、その手を弾き飛ばして、同点ゴールをもたらした。

 序盤から拮抗した戦いを見せる両者だったが15分過ぎ、アクシデントが発生。大空と若島津が交錯し、大空は左足の負傷が悪化、若島津は左肩を痛めてしまう。このケガの影響をまず受けたのは大空。日向との競り合いでバランスを崩すと、そこから勝ち越し弾となるタイガーショットを打つことを許してしまった。

 これまで南葛中の前に何度となく辛酸をなめていた東邦学園は、試合を決めるべく3点目を取りにいくと22分、三度日向の右足が火を吹き、リードを2点とするゴールが生まれ、日向はハットトリックを早くも達成する。

 後がなくなった南葛中は大空が決死の覚悟を見せ、日向のタイガーショットを跳ね返す形でドライブシュートを打つ。強烈な弾道はゴールネットを突き破り、後ろの壁にめり込むほどの威力。圧巻のシュートで1点差に早くも迫る。

 しかし、この無理を強いるプレーが南葛中に危機を呼び込んでしまう。悲鳴を挙げていた大空の左足が限界を迎え、治療のためにいったんベンチへ下がることに。日向は4点目を狙うべくタイガーショットを連発するが、石崎と高杉が体を張ったディフェンスを見せて、何とかしのぎ、前半を終える。

 後半開始と同時に治療していた大空は復帰。ピッチに戻ると起点となって滝一や井沢のチャンスを演出するが、若島津が好セーブを連発してみせる。その後は中盤で一進一退の攻防となるが後半10分、南葛中のチームプレーが均衡を打ち破る。ゴール前の混戦から石崎が懸命にボールを残すと、大空がオーバーヘッドをねじ込み、同点に追いつく。

 両チームともに満身創痍の状況の中、体を張ったプレーを見せ、あと一歩のところまで迫る互いの攻撃を食い止め、試合は延長戦に突入する。

 まず仕掛けたのは南葛中。大空がドリブルで突進すると、一度は止められてしまうが、こぼれ球を石崎がフォロー。最後は大空が渾身のシュートをサイドネットへと突き刺して、チームそして自身この試合4得点目を決め、逆転に成功。初のリードを奪う。

 体が悲鳴を挙げている大空は治療で再びピッチの外へ。東邦学園は攻め立てるが、南葛中の懸命の守備を崩せず、延長前半終了間際には大空もピッチに戻り、試合は残り10分となる延長後半を迎える。

 立ち上がりは追いつかなければいけない気負いもあって空回りする場面もあった東邦学園だが、日向が最後の最後に再覚醒。機転を利かせ、ゴール前でシュートフェイントからのオーバーヘッドをねじ込み、残り1分のところで4-4の同点とする。

 試合はそのままのスコアで終了。両校の同時優勝となり、南葛中は史上初の三連覇を達成。東邦学園は中等部が初優勝となり、高等部、大学のすべてで日本一に輝いた。

 試合終了後、大空と日向は互いの健闘を讃えユニフォームを交換。爽やかな笑顔で共に優勝旗を手にし、その激闘に幕を閉じた。

 第16回「全国中学生サッカー大会」、小学生時代に大空や日向らも出場した、第6回「全国少年サッカー大会」の全模様は、各配信サイトにて視聴可能だ。大空らの成長をいま一度見届けてほしい。

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※放送情報&配信情報はこちら

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