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“野人”岡野雅行、W杯注目選手は原口&乾「勇気を与えてほしい」

自伝本の発売に合わせ、サイン会を実施した岡野雅行氏

 浦和レッズなどで活躍し、現在はガイナーレ鳥取の代表取締役GMを務める元日本代表の岡野雅行氏が、自身のサッカー人生を描いたノンフィクション単行本『サッカーをあきらめない サッカー部のない高校から日本代表へ』を刊行。浦和市内の須原屋本店にて、サイン会を実施した。

 ここまでの人生を振り返る内容となっているが、伝えたいことは「やり続ける」ということと「経験をする」ということ。「僕みたいな無名が日本代表になれた、浦和レッズでプレーさせてもらったのは奇跡です。高校ではサッカー部を自分で作って、大学は洗濯係で試合にも出られず。それでもやっていたら、誰かが見ていて、手を差し伸べてくれて、チャンスを与えてくれて、という人生だったので。今の子どもたちにはたくさんの選択肢があって、迷うと思うんですけど、大変なことはあるけど、好きなことをやり続けていると誰かが手を差し伸べてくれる。やりたいことを続けてほしいということで、読んでほしいです」と、同書をアピール。

 今回は児童書として出版するため、文字も大きく、ルビを振っている。「(子どもたちには)とことんやってほしいです。そこまでやれば次につながるけど、ちょっとツラいから止めたとなると、何かちょっとしたことに直面しただけで、逃げてしまうようになる。工夫して、助けてもらって、乗り越えていくことで人としてのレベルがアップしていくし、他のことをやるときに役立ちます。それを肌で感じてほしい。スマホで調べるのではなく、痛さとか喜び、達成感をみんなで手を合わせて感じてほしいという思いを込めました」と意図を説明した。

 岡野氏は1998年のフランス・ワールドカップに出場。当時の日本代表はW杯初出場だったが、「僕らの時は(2002年に自国開催が控えていたため)W杯に出ないと『ヤバい』というプレッシャーでしたが、今は出場して当たり前で、ベスト16に進めるかどうかになっている」と、本大会で結果を求められることへのプレッシャーがあると話すと、「今は海外に出ていっている選手がすごく多い。もちろん悪いことではないですけど、日本代表に入ったら、代表の選手として必死にやってほしいですね。『海外でやっているぞ』ではなく、代表でのルール、やり方、サッカーがあって、それをみんなが必死になって、共有して戦ってほしいです。ピッチの上に戦ってくれた人は責任を持って。勝ち負けはありますが、まずはそこが一番です。見ている方、子どもたちに伝わるのかはそこかなと。『日本代表に俺もなろう!』と思わせてくれるようなプレーを期待します」とエール。

 特に注目する選手としては原口元気と乾貴士の名前を挙げ、「世界の相手にも向かって行く姿勢を見せてほしいですね。どうしてもそういうタイプを見てしまうんです。そういう選手には勇気を与えてほしい。1対1でも仕掛けていく、バックパスせず向かって行くプレーを期待します」と、サイドアタッカーとしての2名に期待を寄せている。

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