2018.01.26

自主練が実ったイタリアでの2ゴール…新たな一歩を踏み出したMF上月翔聖

上月翔聖
上月は前半に2ゴールを決め、チームを勢いづけた [写真]=NIKE
サッカーキング編集部

 自主練習の成果が出た。『NIKE NEXT HERO プロジェクト』の選抜メンバーとしてイタリア遠征に参加しているMF上月翔聖(神戸弘陵学園高)は、ヴァレジーナ・カルチョ(インテル下部組織)戦で2ゴールを決めた。

 前に、前に、という姿勢を強く感じるプレーだった。ノーゴールに終わった前日のASヴィズノーヴァ戦が「悔しすぎた」という上月は、序盤から果敢に攻め上がる。得意のドリブルで仕掛けたと思えば、DF岡庭愁人(FC東京 U-18)と連係しながらサイドを崩しにかかる。待望のゴールは8分、「カットインから、感覚で左足を振り抜いたら入りました」とミドルシュートでゴールネットを揺らした。2点目はペナルティエリア内右でパスを受けると、「GKがニア気味に見えたので、落ち着いて遠目に流す感じで打ちました」と逆サイドにシュートを突き刺す。「今回の遠征で最大の目標だった」というゴールに安堵と歓喜が同居していた。

「昔だったら、焦って決められなかった」

 過去の自分をどこか懐かしむように、上月はポツリとつぶやいた。「僕、ドリブルは得意なんですけど、シュートが下手くそで……。それは高校3年間の後悔です」と苦笑いを浮かべる。本当にこのまま大学に進学してもいいのか――。そんな自問自答の中で導き出した答えが自主練だった。「部活を引退する少し前からシュート練習を始めたんですよ。学校まで1時間半くらいかかるので、朝5時に起きています」。自主練を始めて約2カ月、イタリア遠征での2得点は一つの成果が出た瞬間でもあった。

 上月の向上心が尽きることはない。進学する大学の練習に参加した際には「レベルが高かった」と実力差を感じたという。「まず、自分の特長を出すためには守備や運動量といったベースを作ること。それができるようになったら、試合にも出してもらえるようになると思うので、そこからドリブルを見せていきたいし、ドリブルからのシュートにも磨きをかけたい」。まずは大学1年生でレギュラーの座を確保し、4年生の時には数あるオファーの中からクラブを選べるような立ち位置にいたいと語る。大学経由、プロ行き。イタリアで自信を手にした上月が、新たな一歩を踏み出す。

取材・文=高尾太恵子

<NIKE NEXT HERO プロジェクト>
日本サッカー協会が推し進める「JFA Youth & Development Programme(JYD)」のオフィシャルパートナーであるNIKEが立ち上げたプロジェクト。高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯U-18プレミアリーグの試合を対象に実施され、毎試合各チームの監督またはコーチが、活躍した選手を対戦相手から各ポジション1名ずつの原則3名(GK or DF/MF/FW)を選出する。選ばれた選手にはポイントが加算され、リーグ終了時点で多くのポイントを獲得した選手を中心に海外遠征を行う。

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