2016.11.04

大仁名誉会長&オシム元日本代表監督が秋の受勲で旭日小綬章を受章

旭日小綬章を受章した大仁名誉会長(左)とオシム元日本代表監督(右)[写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 日本サッカー協会(JFA)は3日、同日に発表された2016年の秋の叙勲で、大仁邦彌名誉会長が旭日小綬章を、また外国人叙勲では元日本代表監督のイビチャ・オシム氏が旭日小綬章を受章したことを発表した。なお、伝達式は10日に東京・国立劇場で行われる予定となっている。

 大仁名誉会長はJFAを通じて、「とても栄誉なことで、これまでの活動が評価されたことは嬉しい。この栄誉に恥じることのないよう、これからも微力ながらサッカーを通じた社会貢献に力を注いでいきたい」と、感謝の意を表している。

 JFAの田嶋幸三会長は、「大仁邦彌名誉会長の旭日小綬章受章を心よりお祝い申し上げます。大仁名誉会長は、施設委員長としてJFAの活動をスタートされ、日本のスタジアムの整備をはじめ、Jヴィレッジの運営に尽力。その後、強化委員長(現技術委員長)、女子委員長、フットサル委員長を歴任し、日本代表のみならず、女子サッカーやフットサルの発展にも力を尽くされました。強化委員長時代は、1997年のFIFAワールドカップアジア最終予選で苦戦していた日本代表チームの監督交代を決断されるなど、大仁委員長の勇気ある行動によって日本サッカーは難しい局面を乗り越え、初の世界大会出場を果たしました。2002年のFIFAワールドカップの日本代表ベスト16、大会の成功、そして、2011年のなでしこジャパンのFIFA女子ワールドカップ制覇など、いずれも大仁名誉会長のご尽力が実を結んだ結果だと思います」と、お祝いのコメントとともに功績を称えた。

 2004年以降のサッカー界における叙勲は、川淵三郎元会長が旭日重光章を受章したほか、長沼健元会長(故人)、岡野俊一郎元会長、小倉純二元会長、釜本邦茂元副会長が旭日中綬章を、元国際審判員でアジアサッカー連盟(AFC)の審判委員会副委員長などを務めた浅見俊雄氏が瑞宝小綬章を受章しているという。

 また、田嶋会長はオシム氏に対しても、「受章を心よりお祝い申し上げます。オシムさんは、ジェフユナイテッド千葉監督時代から『人もボールも動くサッカー』を提唱し、Jリーグに新しい風をふきこんでくださいました。私が技術委員長に就いたときに日本代表監督に就任。そのとき提唱した『日本のストロングポイントを生かしたサッカー』は、サッカー関係者や選手を開眼させただけではなく、日本人に自信を与えてくれたと思います」と日本サッカー界への貢献を説明。

「2014年のFIFAワールドカップ欧州予選の際は、民族が分裂して欧州予選参加の資格停止処分を受けていたセルビア、クロアチア、ボスニアの仲立ちをして一つにまとめ、代表チームを編成してブラジル大会出場を果たすなど、サッカーを通じた国際親善にも寄与。日本人にとってもオシムさんの国際舞台での功績を誇りに思っています。私が専務理事を務めていたときに病に倒れ、日本代表監督として志半ばでの交代となりましたが、日本サッカー史に燦然と名前を刻む名将であることは間違いありません。これからも、日本サッカーに貴重なご助言をいただきたいと思っています」と称賛の言葉を続けた。

 外国人のサッカー関係者では、1964年の東京オリンピックの際に日本代表コーチを務め、「日本サッカーの父」と言われたデッドマール・クラマー氏(ドイツ/故人)、日本ロレックス元会長でJFA顧問やJリーグの裁定委員を務めたクリストファー・マクドナルド氏(イングランド/故人)、元イングランド代表のサー・ボビー・チャールトン氏(イングランド)、国際サッカー連盟(FIFA)前会長のゼップ・ブラッター氏、旧ユーゴスラビア元代表として活躍し、名古屋グランパスの監督を務めたドラガン・ストイコビッチ氏らが受章している。

 最後に田嶋会長は、「サッカー界としてお二人の叙勲を心から喜び、お二人の功績をさらなる日本サッカーの発展に生かしていくことをお約束したいと思います」と締めくくっている。

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