2016.04.13

元スポーツ選手が子どもたちを指導…鈴木啓太氏「感謝の気持ち」を学んだ

アンバサダーを務める鈴木啓太氏(左から2人目)、川上直子氏(右から2人目)
サッカー総合情報サイト

 サッカーなど9つの団体球技、13のリーグで構成される日本トップリーグ連携機構は、13日に2016年度の「SOMPOボールゲームフェスタ」の開催概要を発表した。

 ボールゲームフェスタは主に小中学生や保護者を対象として、同機構に所属する日本のトップアスリートが技術指導を行うイベント。参加者同士の触れ合いを通じて、スポーツ(ボールゲーム)の楽しさを体験しながら、それぞれの球技の基本的な技術習得と競技力の向上を図り、将来の豊かなスポーツライフを支援することを目的に行われている。

 2008年から行われてきた同イベントは、1年に数回程度の開催だったが、2020年の東京オリンピックに向けて開催回数を35回程度と大幅に増加。より、多くの子どもたちにスポーツの魅力を伝えることになる。

 ボールゲームフェスタ アンバサダーには元ラグビー日本代表の大畑大介氏、元バレーボール日本代表の大山加奈氏、元なでしこジャパン(女子サッカー日本代表)の川上直子氏、元サッカー日本代表の鈴木啓太氏が就任した。

 同機構の代表理事会長を務める川淵三郎氏は、同イベントの第一目標について「子供たちに色々なスポーツを楽しんでもらうこと」と説明し、「一つのスポーツだけではなくて、色々なスポーツをやるなかで、自分の好きな競技を生涯スポーツとして、自らがそのスポーツに携わっていってほしい」と、子どもたちに色々な競技にチャレンジすることを勧めた。

4名のアンバサダーに期待を寄せる川淵三郎会長

4名のアンバサダーに期待を寄せる川淵三郎会長

 また、4名のアンバサダーには「本当に優しく、思いやりをもった指導」をするように求め、「しかり」中心でネガティブな指導方針に否定的な見解を示した。続けて、4名が「選手をおだて、おだて、おだて上げて、いいところを伸ばしてあげるという指導」をすることを期待した。

 かつて浦和レッズでとあるオーストラリア人選手とチームメイトだった鈴木氏は「彼は練習中にバレーボールであったり、バスケットボールであったり、水泳であったり。そういった日本人のサッカー選手ではなかなか上手く自分の競技以外できないスポーツをすごく得意気にやっていました」と回想。「海外を見ると、色々なスポーツができる選手がたくさんいることに気づきました」と、日本の指導方針と海外の指導方針の違いを感じたという。

ラグビー好きを明かした鈴木啓太氏

ラグビー好きを明かした鈴木啓太氏

 他の球技については「DNAがサッカー用に刷り込まれていた」と前置きしつつ、「ラグビーがとても好き」と明かし、「手が使えるっていうところで興味がありますね。ただ、真っ直ぐ投げられないので、その辺は練習しないといけないと思いますけど(笑)」と笑いを誘った。これには大畑氏も「もう少し早く(ラグビーを)やってもらえればよかった」と、鈴木氏がサッカーを選んだことを悔やんだ。

 同じく川淵氏も、かつてはアメリカンフットボールやラグビーが好みだったようで、「サッカーよりラグビーのほうが向いているんじゃないか」と思っていたという。

 なでしこジャパンの一員としてアテネオリンピックなどに出場した川上氏は、自身のサッカー人生を振り返り、「最初は楽しいことが多かったんですが、だんだんと楽しいだけじゃなくて練習がしんどいっていう悲観の方が多くなって……」と、選手としてプレーすることの苦悩を告白。一方で、「試合に勝った時の喜び」や「サッカーを通じて仲間を作れたこと」が自身の財産になっていることを明かし、子どもたちにスポーツから多くを学んで欲しいと願った。

なでしこジャパンなどで活躍した川上直子氏

なでしこジャパンなどで活躍した川上直子氏

 また、サッカーを通じて「感謝の気持ち」を学んだ鈴木氏は、2014年3月に起きた浦和の横断幕問題で、初めて無観客試合を経験し、「誰かが見てくれている。誰かが喜んでくれる。そういった思いで(サッカーを)やっている」ことに気付かされたという。今度は自らが子どもたちを指導する側になるが、「感謝の気持ちを子どもたちにも伝えていけたらいい」と、同イベントへの意気込みを語った。

Jリーグ順位表

川崎F
63pt
サンフレッチェ広島
56pt
鹿島アントラーズ
52pt
Jリーグ順位をもっと見る
松本
76pt
大分
75pt
町田
75pt
Jリーグ順位をもっと見る
琉球
63pt
鹿児島
51pt
沼津
48pt
Jリーグ順位をもっと見る