2015.11.22

第5回日本アンプティサッカー選手権大会が開幕…FCアウボラーダ川崎とFC九州バイラオールが各組首位通過

試合ではクラッチ一本で体を支えながら華麗なボレーシュートを放つシーンも[写真]=池田敏明
海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。

 11月22日(日)、23日(月・祝)の2日間にわたり、神奈川県川崎市の富士通スタジアム川崎において、第5回日本アンプティサッカー選手権大会2015が開催された。「アンプティサッカー」とは、主に上肢、下肢の切断障害を持った選手がプレーするサッカーで、クラッチと呼ばれる松葉杖で体を支えながらプレーするのが特徴だ。日本では2008年頃から普及が始まり、歴史は浅いものの競技人口は徐々に増加。今大会には6チームが参加し(Asil bee千葉・北海道はAFC BumbleBeeとアシルスフィーダ北海道AFCの連合チームなので、実質的には7チーム)、日本一の座をかけて熱い戦いを繰り広げた。

 初日となった22日は、6チームを2つのグループに分けての総当たりリーグ戦を実施した。試合は小学生サッカーとほぼ同じ大きさのコートを使って25分ハーフで行われ、1チームの構成はGKとフィールドプレーヤー6人の7人制。シザースやエラシコなどのフェイントで相手を翻弄したり、ワンタッチの素早いパス交換で敵陣を切り裂いたり、空中戦の攻防を演じたりとサッカーの醍醐味とも言えるプレーが次々に起こり、観客席からはそのたびに歓声が上がる。FC九州バイラオールのMF萱島比呂はグループステージ初戦、クラッチ一本で体を支えながら放つ華麗なボレーシュートを披露。「練習では蹴っていたんですが、試合では初めて決めました」という一撃で、この日、最大の喝采を浴びた。

 グループAでは前回王者のFCアウボラーダ川崎が2連勝を飾って首位通過。この競技を日本にもたらした日系ブラジル三世のエンヒッキ・松茂良・ジアスは「いいプレーができたけど、もっといけるはず。明日に向けてもう一度、気を引き締めたい」と連覇に向けて意気込んだ。また、このチームには大会最年少の参加者となる小学3年生の石井賢君も在籍。2戦目には惜しいシュートも放っており、「明日はゴールを決めたい」とさらなる活躍を約束してくれた。グループ2位の関西Sete Estrelasも準決勝進出を果たし、3位のAsil bee千葉・北海道は5位決定戦に回ることとなった。グループBからは、2試合で大量15ゴールを奪ったFC九州バイラオールが1位、TSA FCが2位で、それぞれ準決勝へ。A-pfeile広島は5位決定戦で大会初勝利を目指すこととなった。

文・写真=池田敏明

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