新たな所属先が見つからず、9月の代表戦は招集外となっていた [写真]=Getty Images
昨シーズン限りでスタンダール・リエージュを退団し、無所属となっているGK川島永嗣が22日、自身のブログ(http://www.eiji-kawashima.com/blog.html)を約3カ月ぶりに更新。未だに所属先が決まらない心境を吐露した。
7月にはノバーラ(セリエB)の練習に参加した川島だったが、「今の時点で多くを語ることはできませんが、8月のマーケットが閉まるまで、そしてここまで、自分にとってベストの選択ができるようにとここまで練習に参加させてもらったり、自分自身コンディションを整えながら可能性を探ってきました」と新天地は決まらず。
日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「残念ながら(所属)クラブを見つけられていなし、長い期間プレーもしていない」と実戦不足を理由に、9月のロシア・ワールドカップ アジア2次予選では招集を見送った。
川島は「ここまでくると、何が正しくて、何が正しくないのか、はっきりした答えというのは正直なところ分かりません。代表のこと、未来のこと、ここまで気が狂うような決断もしなければいけませんでした」とこれまでの苦悩を明かした。しかし、現状が続けば、10月8日に中立地のオマーンで行われるシリア戦についても招集外となる可能性が高い。Jリーグも9月18日が選手登録の期限だったが契約には至らず、今季はJリーグ復帰の可能性もなくなった。
それでも「まだまだヨーロッパの基準で、そして世界の基準でゴールキーパーとして成長したい。何よりもっともっと、ただただ単純に上手くなりたい」と自身の素直な想いを綴る。「もしかしたら、ここに至るまでもっと賢い選択もあったかもしれません」としながらも、捨てきれないヨーロッパクラブへのこだわりを主張。「何が自分の生き方かを考えた時、苦しみもがきながらも今に至る次第です。今はただ、自分自身の道を信じること、そして必ずいい方向へいくと信じています」と自分の信念を貫く構えを示した。
最後は「ご心配をかけて本当に申し訳ありませんが、しっかりとした報告ができる時が来るまで見守っていただけると幸いです」とファンに呼びかけた。
By サッカーキング編集部
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