インカレ開幕を前に意気込みを語った選手たち(左から北爪、谷奥、平松、川崎、大武)
第63回全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)が11日から開催される。開幕を控え、10日にJFAハウスで前日記者会見が行われた。
会見には全日本大学サッカー連盟副会長の松本健一氏、大会実行委員長の玉井朗氏、技術委員長の乾真寛氏が登壇。
出場大学からは、来季のJクラブ加入が内定している流通経済大学の川崎裕大、専修大学の北爪健吾、順天堂大学の谷奥健四郎、国士舘大学の平松宗、福岡大学の大武峻が会見に出席し、今大会への意気込みを語った。
夏の総理大臣杯で2連覇を達成した流経大は優勝候補の一角。川崎は、「まだ一度もインカレを獲ったことがないので、今回は一致団結して優勝を勝ち取り、流経大に新たな歴史を残したいと思います」と、初のインカレ制覇を誓った。
また、9年ぶりのインカレ出場を決めた順大の谷奥が、「僕たち4年生にとっては、最初で最後のインカレとなります。順大のコンセプトである堅守速攻を追求しながら、優勝を目標に頑張りたいと思います」と述べると、関東大学リーグ4連覇を達成した専修大の北爪は、「僕たちは近年トーナメントで結果を出せていません。今大会はとにかくチャンピオン目指して、関東第一代表としてプライドを持って頑張りたいと思います」と、リーグ王者の意地を見せた。
前回準優勝の国士館大は、今年リーグ戦で苦戦しながらも何とかインカレ出場権を獲得。平松は「ピッチを大きく使ったダイナミックなサッカーを武器に優勝を目指します」と力強く語った。
インカレ15年連続出場を誇る福岡大の大武は、「今年は思ったような結果が全国でも九州でも残せていない」と話し、「その分、今大会に懸ける思いをピッチに立つ選手はしっかり胸に抱いて、部員130人が一致団結して日本一目指したいと思います」とコメント。一回戦敗退で終わった前回大会の雪辱を晴らすべく、チーム一丸となって優勝を目指す。
大学日本一が決定するインカレは11日に開幕し、決勝は21日に味の素フィールド西が丘で行われる。