日本の安倍晋三首相 [写真]=Getty Images
日本サッカー協会(JFA)は25日、2014年ブラジル・ワールドカップに出場する日本代表の応援プロジェクト「夢を力に2014」の一環として、国立代々木競技場第一体育館で壮行会を開催した。
壮行会では、安倍晋三首相からのメッセージも以下のように代読された。
「ワールドカップ・ブラジル大会が始まります。それぞれの国民の熱い期待を背に、世界一の名誉をかけて戦う選手の姿を世界中が今か今かと楽しみにしています。Jリーグが開幕して20年余り。日本のサッカーは目覚ましい発展を遂げました。セリエAやプレミアリーグなど、世界で活躍する日本人選手は今では珍しくありません。ブラジル大会では世界レベルとなった力を存分に発揮して欲しいと思います」
「2020年の東京オリンピック・パラリンピックの招致が決まった昨年のIOC(国際オリンピック委員会)総会で、わたくしはサッカーにまつわるひとつのエピソードを紹介しました。被災地を訪れた際に出会った少年が、自慢げに見せたサッカーボール。サッカー選手にもらったというそのボールは、彼にとって単なる宝物ではなく、彼の希望でした」
「日本は今回のブラジル大会で、5回連続5度目のワールドカップ出場となります。素晴らしいプレーでみなさんの夢を果たして欲しい。そして、スポーツの力で日本中を元気にして欲しい。日の丸を胸に青きサムライが大活躍することを心から期待しています」
日本代表は今後、27日にキプロス代表と「キリンチャレンジカップ2014」で対戦し、その後渡米。アメリカで直前合宿に入り、6月2日にコスタリカ代表、6日にザンビア代表と親善試合を行う。ブラジル・ワールドカップでは14日に初戦のコートジボワール戦を迎える。