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W杯が東北に上陸…東北トロフィープロジェクトが陸前高田で開催

2014.04.13

12日、東北・陸前高田で「コカ・コーラ FIFA ワールドカップ トロフィーツアー」のプロジェクトが行われた

「コカ・コーラ FIFA ワールドカップ トロフィーツアー」東北トロフィープロジェクトが、12日に行なわれた。

 同プロジェクトは、東北から世界に元気を発信したいという思いを込めて、岩手県立高田高等学校の学生が中心となって、コカ・コーラと協力し、2013年10月から半年間もの時間を費やして実現。前日に東京の渋谷ヒカリエで一般公開されたトロフィーが、陸前高田に上陸した。

 イベントには、国際サッカー連盟のアンバサダーを務める元フランス代表MFのクリスティアン・カランブー氏や元日本代表FWの中山雅史氏、ミュージシャンのナオト・インティライミ氏らが参加。東北トロフィープロジェクトの応援隊長を務める中山氏は、「6ヵ月間、高田高校の生徒のみなさん自らが企画し、そして行動したことで、今回のイベントの実現にこぎつけることができました。ここにいるみなさんが楽しんでくれること、笑顔になってくれることで、このプロジェクトは成功となります。今日はみなさんの情熱を世界に発信してください!」と挨拶した。

 プロジェクトの中心メンバーである高田高等学校の藤田真子さんは、「私たちは震災以降、様々な取材や支援を受けてきました。今度は私たちから東北の今の姿を発信したいと思っています。たくさんの方に注目していただけるトロフィーツアーという場で、ここにいる皆さんや私たちが元気に楽しんでいるところを世界中の人に見ていただきたいと思います」とコメント。同じくメンバーの細谷美希さんも、「中山さんには、このプロジェクトに熱い想いで共感していただき、打ち合わせや準備のために何度も私たちのもとへ足を運んでくださいました。パワフルで熱く、ときに厳しくそして楽しい方なので、時間が経つのを忘れてしまうくらい楽しい準備期間になりました」と、開催までを振り返った。

 イベントでは、陸前高田市の伝統芸能であるチャオチャオ踊りを震災後では初披露。「TOHOKU Happiness Match」では、中山氏や福田正博氏といった元日本代表選手で構成されたドリームチームと、小学生・中学生・高校生がそれぞれ対戦した。締めくくりには、ナオト・インティライミ氏のスペシャルライブも実施。高田高等学校の吹奏楽部とのセッションも行なわれた。

 2013年9月から2014年4月にかけて世界90ヵ国を巡る壮大なツアーである「コカ・コーラ FIFA ワールドカップ トロフィーツアー」は今後、最後の訪問地となるアメリカで開催される。

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