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神村学園が撃ち合い制す! 山梨学院を下し選手権3回戦に進出…”逸材”福田師王は1得点

2022.12.31

神村学園が山梨学院に3-2で勝利! [写真]=兼子愼一郎

 第101回全国高校サッカー選手権大会・2回戦が31日に行われ、山梨学院(山梨)と神村学園(鹿児島)が対戦した。

 3大会連続9度目の出場となる山梨学院。第99回大会では優勝を果たしたものの、昨年はまさかの初戦敗退となった。今大会は2大会ぶりの全国制覇を目指す。対する神村学園は6大会連続10度目の出場。ブンデスリーガのボルシアMG加入が内定しているFW福田師王を中心に初の選手権制覇を目指す。

 最初にチャンスを作ったのは山梨学院。3分、吉本堅翔が敵陣左サイドをドリブルで突破し、カットインから右足でシュートを放つ。GKがセーブしたこぼれ球に反応した宮岡拓海が押し込みにかかるが、神村学園が必死の守備で防ぐ。直後の4分、中盤から左サイドに大きく展開し、ゴール前に鋭いクロスが送られると、ボックス中央で五十嵐真翔が打点の高いヘディングで合わせゴールネットを揺らした。山梨学院が早い時間で先制に成功する。

 先制を許した神村学園はキャプテンの大迫塁や前線に入る福田を起点に同点のチャンスをうかがっていく。19分にはボックス中央で右からのクロスを収めた福田がゴール前至近距離からシュートを放つも山梨学院DFが身体を張ったブロック。こぼれ球を福田自らが押し込みにかかるも再び相手DFのブロックに阻まれた。神村学園は直後のCKから決定機を作り出すが、山梨学院のGK廣瀨大翔の好セーブに阻まれネットを揺らすことができない。

 36分、神村学園が試合を振り出しに戻す。ボックス手前でボールをキープした大迫が巧みなドリブルでボックス内に侵入。ゴール前の福田に送ると、相手DFとの競り合いでこぼれたボールを笠置潤がゴール右上に叩き込んだ。直後の38分、ボールを受けた福田がドリブルで独走しボックス内まで侵入すると、最後はゴール左下隅に冷静に流し込みゴールネットを揺らした。神村学園があっという間に逆転に成功した。

 神村学園は後半も勢いそのままに攻勢に出る。福田が最前線で起点を作り相手ゴール前に迫るシーンを作っていく。反撃に出たい山梨学院だが、なかなかセカンドボールを拾えず、シュートチャンスを作り出すことができない。互いに決定的なチャンスを生み出せないまま時計の針が進んでいく。

 苦しい展開が続いていた山梨学院は66分、左サイドのロングスローの流れからPKを獲得。これを主将の宮岡拓海が冷静に沈めて試合を振り出しに戻した。勢いに乗った山梨学院は68分に左CKから決定機を作るが、ゴール前至近距離から放たれたシュートは神村学園守備陣の必死の守りに阻まれ、勝ち越しゴールとはならなかった。

 79分、神村学園が勝ち越しに成功する。セットプレーのこぼれ球をボックス手前左でキープすると、ゴール前に柔らかく精度の高いクロスを供給。走り込んだ西丸道人がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。その後は山梨学院も怒涛の反撃を見せるも神村学園も必死の守備で同点ゴールを与えない。

 試合はこのまま2-3で終了。勝利した神村学園が2回戦を突破した。神村学園は1月2日に等々力陸上競技場で行われる3回戦で日大藤沢(神奈川)vs米子北(鳥取)の勝者と対戦する。

【スコア】
山梨学院 2-3 神村学園

【得点者】
4分 1-0 五十嵐真翔(山梨学院)
36分 1-1 笠置潤(神村学園)
38分 1-2 福田師王(神村学園)
67分 2-2 宮岡拓海(山梨学院)
79分 2-3 西丸道人(神村学園)

By サッカーキング編集部

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