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プレミアで絶対的FW抑えた経験が生きる今 青森山田CB丸山大和「徹底的にと言われている」

2022.01.03

青森山田DF丸山大和 [写真]=瀬藤尚美

 第100回全国高校サッカー選手権大会の3回戦が1月2日に各地で開催され、3大会ぶりの優勝を目指す青森山田(青森)は阪南大高(大阪)に3-1で勝利して、4大会連続のベスト8進出を決めた。

 後半立ち上がりの42分にチーム2点目となる貴重な追加点をCKからのヘディングで決めたCB丸山大和は、「試合前のミーティングでも今日のゲームは山場とチームで話していました。ここを勝てば、いい波に乗っていけると話していたので、勝ち切れたことは大きいです」と喜び。

 対戦相手となった阪南大高には2回戦で5得点を挙げるなど好調だったFW鈴木章斗(湘南ベルマーレ内定)がいたが、59分にセットプレーのこぼれ球を押し込まれたものの、試合を通じて抑えた。青森山田の黒田剛監督も「終始、丸山がヘディングでほぼ勝てた」と勝利のポイントとして名前を挙げ、「高円宮杯プレミアリーグで清水エスパルスユースや柏レイソルU-18などで素晴らしいFWと対峙してきた経験が生きました。そこできちっと抑えてきた自信が結果につながったと思います。CBを評価したい」と称えた。

 青森山田はプレミアリーグEASTでJリーグ下部組織チームを抑えて優勝。黒田監督が挙げた清水ユースには千葉寛汰、柏U-18には真家英嵩といった来季トップチーム昇格が内定しているFWがいる。丸山も「相手に絶対的なストライカーがいた場合、そこは『(丸山)大和が徹底的に』と監督にと言われていて。いいストライカーとリスペクトして、試合では徹底的に消すことを意識していました」と、プレミアリーグでもまれた経験が、今の結果につながっていると話す。

 黒田監督は「前に速いサッカーで、なかなかプレミアで経験しないスタイル」、「Jユースは左右に揺さぶることが多く、中央にギャップができるとすぐにやられる」と、選手権やインターハイでの高体連チームとプレミアリーグでの相手の戦い方の違いを比較。その中で「どんなサッカーにも対応するサッカーを1年間通して目指してきた」と続け、高いレベルで日々を戦っている経験がチームの力になっていると語っている。



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