選手宣誓を行った奥野。左ひざにはテーピングが [写真]=金田慎平
第100回全国高校サッカー選手権大会の開会式が28日に国立競技場で行われた。
昨年度は出場48校の選手が1会場に集まっての開会式を実施できず。2年ぶりに全校が会場に集まった。選手宣誓の大役は高川学園の奥野奨太主将が務めた。開会式後のリモート取材では「完璧に選手宣誓を終えることはできず、悔しい気持ちはありますが、やり切れたのでよかったと思います。(言葉が)詰まってしまった時は頭が真っ白になりましたけど、このまま終わってしまったら、これからの人生でも悔いが残ると思ったので、最後までやり切ろうと思って頑張りました。最初は自分ができるか不安でしたが、やり終えて、すごくいい経験ですし、貴重なことなので、すがすがしい気持ちでいっぱいです」と、言葉につまったところから見事に立て直したところの気持ちを振り返りつつ、ホッとしたと語った。
自身は約1週間前の試合で左ひざを負傷。その中での選手宣誓となった。「自分は選手としては出場できませんが、チームへ今何ができるかを考え、少しでもチームが勝てるようにやれることをやりたいと思います」と気丈に語り、「昨年は昌平高校に悔しい負け方をしたので、それを晴らすべく、自分の気持ちも背負って頑張ってくれると思います。チームの目標は選手権優勝なので、もう一度ここへ戻ってきて、最後全員で笑えるようにしたいです」と、仲間へエールを送っている。
By サッカーキング編集部
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