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優勝候補・國學院久我山が専修大北上に辛勝! PK戦を制する

2020.01.02

PK戦までもつれ込んだ専修大北上 vs 國學院久我山 [写真]=小林渓太

 第98回全国高校サッカー選手権大会・2回戦が2日に行われ、専修大北上(岩手)と國學院久我山(東京B)が対戦した。

 前半、國學院久我山は得意のパスサッカーを展開。山本航生、山下貴之、田中琢人らを中心にチャンスを作り出す。初出場の専修大北上は素早いショートカウンターを中心とした戦術で対応。ミドルシュートやセットプレーで阿部耀仁、千田舜、菊地竜空などがきわどいシーンを作り、一進一退の攻防に。しかし、両チームの守備陣とゴールキーパーの活躍もあり得点は生まれず。0-0のままハーフタイムに突入した。

 後半、國學院久我山は保野友裕に代えて茅野恵大を投入し、後方からのビルドアップを整備する。しかし51分、ロングボールに対応しようとした加納直樹が阿部耀仁に対してファウルを犯し、2枚目のイエローカードで退場に。長身の3年生センターバックを失う苦しい展開となった。

 その後、専修大北上の鋭い攻撃を1人少ない國學院久我山が耐える展開となるが、徐々に國學院久我山が盛り返す。75分にはフォワードの清井大輔を投入し得点を狙う姿勢を示すと、79分に戸坂隼人が決定機を迎えるも、専修大北上GK高橋諒朋のセーブに阻まれた。そしてそのまま両チームともに得点を奪うことができず後半も終了。試合はPK戦へともつれ込んだ。

 PK戦は専修大北上が先攻、國學院久我山が後攻でスタート。専修大北上は3人目の福浦瑠星のシュートが國學院久我山GK村上健にセーブされ失敗。しかし國學院久我山も5人目の河原大輔が失敗し、勝負はサドンデスに突入する。すると、専修大北上は7人目の那須永翔がシュートを大きく外してしまう。國學院久我山は7人目、キーパーの村上健が落ち着いて沈め、辛くも昌平(埼玉)が待つ3回戦に駒を進めた。

【スコア】
専修大北上 0-0(PK 5-6) 國學院久我山

【得点者】
なし 

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By サッカーキング編集部

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