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選手権の続きはJリーグで…プロ入りを勝ち取った11人の“ミレニアム世代”

2019.01.17

平成最後の選手権に出場したミレニアム世代がプロとしての戦いに挑む [写真]=山口剛生、兼子愼一郎

 平成最後の高校サッカー選手権が幕を閉じた。青森山田(青森)と流通経済大柏(千葉)の顔合わせとなった決勝戦は、3-1で青森山田が勝利し、2大会ぶりの全国制覇を達成した。

 今大会に出場した全48校の選手たちは卒業後、それぞれの進路に進むが、最も注目すべきは「高卒Jリーガー」となる選手たちだ。狭き門を突破し、「プロ入り」を勝ち取った選手たちには、さらに厳しい戦いが待ち受けている。そこで来る新シーズンを前に、現在高校3年生の2000年度生まれで、プロの世界へと羽ばたく11人の“ミレニアム世代”を紹介する。

※カッコ内は(生年月日/出身校/ポジション/加入クラブ)

檀崎竜孔

[写真]=山口剛生


(2000年5月31日/青森山田/MF/北海道コンサドーレ札幌)
左サイドから切れ味鋭いドリブルや正確なクロスでチャンスを演出するアタッカー。得点力にも優れ、選手権では決勝戦の2ゴールを含め4得点を記録し、全国制覇に大きく貢献した。さらに、Jユースとも対戦するプレミアリーグイーストでは得点王を獲得した。

三國ケネディエブス

[写真]=兼子愼一郎


(2000年6月23日/青森山田/DF/アビスパ福岡)
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つディフェンダー。192cmの長身を活かした空中戦は破壊力抜群。激闘となった尚志との準決勝での得点をはじめ、ロングスローのターゲットとしても活躍した。スピードも兼ね備え、1対1の局面でも強さを見せる。

関川郁万

[写真]=山口剛生


(2000年9月13日/流通経済大柏/DF/鹿島アントラーズ)
対人プレー、空中戦、ロングフィードとあらゆるプレーに対応できるセンターバック。身長は180cmと決して大柄ではないが、抜群の身体能力を誇る。選手権では得意のヘディングから3得点を挙げた。

猪瀬康介

[写真]=兼子愼一郎


(2000年12月25日/流通経済大柏/GK/FC琉球)
選手権では第2GKながら、チームを献身的にサポートし、準決勝では途中出場でピッチに立った。昨年12月に琉球の練習に参加し、入団内定を勝ち取った。ハイボールの処理やロングパスが得意。

榎本樹

[写真]=兼子愼一郎


(2000年6月4日/前橋育英/FW/松本山雅)
前年度の選手権決勝では後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決め、チームを初の選手権優勝に導いた。身長186cmと恵まれた体格を武器に、2017年にはインターハイで得点王に輝いた実績を持つ。今年度はU-18日本代表にも選出された。青森山田のバスケス・バイロンは中学時代チームメイト。

秋山裕紀

[写真]=小林渓太


(2000年12月9日/前橋育英/MF/アルビレックス新潟)
中盤で攻守に渡りリズムを生み出すバランサー。長短を織り交ぜたパスを広範囲に展開し、高精度のプレースキックで決定機を演出する。榎本樹と同じく、高校2年時には選手権のメンバー入りを果たし、全国制覇を経験した。

山本龍平

[写真]=小林渓太


(2000年7月16日/四日市中央/DF/松本山雅)
入学直後から左サイドバックのレギュラーとして試合に出場。その後、フォワードやボランチとしてもプレーすると、チーム事情からセンターバックにコンバートされた。スピードとカバーリングに長け、左足のフィードも武器だ。

佐野海舟

[写真]=平山孝志


(2000年12月30日/米子北/MF/町田ゼルビア)
ボール奪取を得意とするボランチ。2年生で出場した昨年度の選手権では優秀選手に選出された。同校出身の選手としては昌子源(トゥールーズ)や谷尾昂也(ヴァンラーレ八戸)を輩出した2011年以来のJリーガーとなる。大会期間中の1月5日、町田への入団が発表された。

中村拓海

[写真]=梅月智史


(2001年3月16日/東福岡/DF/FC東京)
U-17、U-18日本代表に選出された経歴を持つ攻撃的サイドバック。90分フル稼働できる豊富なスタミナを搭載し、右サイドを上下動し続ける。さらに、ボランチもこなせるユーティリティー性も兼ね備えている。

鈴木冬一

[写真]=小林浩一


(2000年5月30日/長崎総合科学大附/MF/湘南ベルマーレ)
2017年のU-17ワールドカップに出場。翌年にセレッソ大阪U-18から同校サッカー部に転籍した。豊富な運動量で前線を駆け回りゴールに絡む。球際の強さも魅力の1つで、複数のポジションでプレーすることもできる。今年度の選手権では2回戦敗退となったが、優秀選手に選出された。

福島隼斗

福島は右 [写真]=瀬藤尚美


(2000年4月26日/大津/DF/湘南ベルマーレ)
不動のセンターバックとして最終ラインを支えたキャプテン。対人プレーと危機察知能力に長け、広大なエリアをカバーする。元々はボランチが本職だったこともあり、正確なフィードで攻撃の起点になることもできる。

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