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公立唯一の16強入り…大津の鉄壁CB福島隼斗と吉村仁志、J入り狙う逸材コンビが選手権王者完封

大津の守備を支えるCBコンビ福島(左)と吉村(右)

“公立の雄”“進化するブルー軍団”“育成の大津”……。地方の公立校ながら、毎年のようにスケール大きな選手を育てている印象のある大津(熊本)は、代名詞と言えるキャッチフレーズも多いチームだ。

 今年は特にキャッチフレーズに相応しいチームになっている印象だ。攻守にタレントが揃い、無名だった中学時代から急成長している選手もいる。8日のインターハイ2回戦では前橋育英(群馬)との注目カードを制し、公立校で唯一ベスト16へ進出した。

 特に目立っていたのが、DF福島隼斗主将とU-18日本代表DF吉村仁志のCBコンビだ。Jクラブ加入が決定的になっている福島は抜群の守備センスと高精度キックを持つ注目株。一方、一般入試を経て大津に進学した吉村は180cmの高さとスピードも兼ね備え、中学からの先輩である“植田直通2世”とも評されている。

 目標の日本一へ向けて大一番となった前橋育英との2回戦。前回大会得点王のU-18日本代表FW榎本樹やFW室井彗佑を中心に攻撃力高い相手に対し、大津の平岡和徳総監督は「(福島と吉村は)特長のある2人。吉村と福島で9(榎本)と11(室井)をどうコントロールできるかが鍵だった」と振り返る。

 福島は繰り返し抜け出してくる室井へのパスなどピンチになりかけそうなシーンで瞬時に現れてボール奪取。インターセプトを繰り返してチームを落ち着かせ、吉村は榎本とのエアバトルを制して仲間を勢いづけた。結果、前橋育英をシュート5本に封じ込んで完封勝利。吉村と福島の2人の存在が大きかったことは間違いない。

 吉村はボランチからCBに転向してきた福島とのコンビについて「ずっと最近一緒にCBをやっていて、夜もしゃべっている。自分が競って隼斗がカバーとしっかりやれている」と信頼を口にし、福島は吉村について「練習中はプレーが雑でヤバいんですけれども……(苦笑)、試合になるとみんなに見られているのがあるのか、良いです。しっかりと声もかけてくれるし、心強いですね」と取材陣を笑わせた。

 吉村も今回のインターハイでの活躍次第ではプロ入りの可能性も十分。CB2人がプロ入りとなれば、近年ではDF杉岡大暉(現湘南ベルマーレ)とDF原輝綺(現アルビレックス新潟)の市立船橋CBコンビが思い浮かぶが、彼らを擁していた16年の同校はインターハイで日本一に輝いている。

 今回、逸材CBが並ぶ大津が同じように頂点まで駆け上がるか。悲願の全国タイトルに挑む。

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