2018.08.02

【インハイプレビュー】「このインターハイへの思いは強い」…地元開催のプライドにかけて(三重)

奥村和暉主将をはじめ三重高イレブンは地元開催のインハイに並々ならぬ思いを抱いている [写真]=吉田太郎
育成年代を中心に取材活動を展開。

 2018年のインターハイサッカー競技は、鈴鹿市を中心とした三重県内の各会場で開催される。かつて、インターハイ連覇を成し遂げている元全国王者で、今回の地元インターハイに懸けていた名門・四日市中央工は、三重県予選初戦(対伊賀白鳳)でPK戦の末に敗退。“波乱”の大会となった三重県予選を制したのは同大会2連覇中、昨年度は選手権にも出場した三重だった。

 東海屈指のエースMF藤村祐世は「四中工を倒して全国へ行くと思って三重高に来た」と口にする。今回のインターハイ予選ではライバルが早々に敗れてしまったために対戦は実現しなかったが、現3年生は入学してから5回あった全国を懸けた戦いのうち、4回で優勝。昨年は選手権予選決勝で四日市中央工を破って全国へ進出した。三重は近年の戦績ではライバルを上回り、県を代表する存在になってきている。

 今回、地元・三重で開催されるインターハイはその印象をより高めるチャンスだと選手や伊室英輝監督は考えている。そして、指揮官は大阪の強豪私学やJアカデミーに進む選手が増えている三重の中学生へ向けて「三重にも全国で戦えるチームがある」ことを、彼らも試合会場に訪れるであろう地元インターハイで示したい考えだ。

 力はある。1年時から主軸の藤村やキープ力に自信を持つ万能型MF奥村和暉主将、攻守においてボールに絡むMF浅野響を中心にボールを支配し、左右に動かして相手の守りを広げ、そこから切り崩すサッカーが特長だ。守備はケガから復活したGK北川空を中心に安定している。三重県予選で徐々に調子を上げていったチームの目標は全国ベスト4。FW宇利淳希は「自分らのサッカーをしたら頑張っていけると思う」と自信を口にする。

 奥村は“約50年に一度”とも言える地元開催のインターハイへ向けて「こんな機会はない。良い年に生まれたので、このチャンスを無駄にしたらもったいない。このインターハイに懸ける思いは強いです」と力を込めた。もしも、結果を残せなければ、周囲から「四中工だったら」と思われるかもしれないが、選手たちは逆に驚かせるくらいの戦いを見せるつもりだ。

 昨年のインターハイでは悪コンディションの中で行われた初戦で前橋育英(群馬)に0-7で大敗。だが、この悔しさをバネに選手権に出場し、同大会で4強入りした矢板中央(栃木)と1点差の熱戦を演じている。その経験も武器。この夏、「三重の伝統校と言えば三重高がとなるように」(奥村)という思いを持って全国を戦う。

文=吉田太郎

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