先制ゴールを喜ぶ青森山田の選手ら [写真]=兼子愼一郎
第95回全国高校サッカー選手権大会準決勝が7日に行われ、東海大仰星(大阪)と青森山田(青森)が対戦した。
準々決勝で前回王者の東福岡(福岡)を下した東海大仰星と、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016チャンピオンシップとの2冠を目指す青森山田の一戦。東海大仰星は東福岡戦で得点を決めたDF吉田純平ら、青森山田は今大会4得点を記録しているFW鳴海彰人らが先発出場を果たしている。なお、この準決勝からは45分ハーフで試合が行われる。
ファーストシュートは東海大仰星。12分、ピッチ中央でボールを持った松井修二が、DFをかわして左足のミドルシュートを打った。しかしGK廣末陸がボールをしっかりとキャッチし、得点を与えない。
対する青森山田は23分、左サイドの広大なスペースを三国スティビアエブスがドリブルで持ち運び、エリア内に進入。そのまま右足に持ちかえてシュートを放つと、ボールはサイドネットに突き刺さった。
直後の26分、東海大仰星が同点に追いつく。セカンドボールを拾った大崎航詩が左足で上げたクロスを、ファーサイドの松井が右足インサイドでミート。ゴール左隅へ流し込んだ。
それでも41分、青森山田は郷家友太のロングスローがエリア内にこぼれると、小山新が左足を振りぬく。これはGK宮本一郎が防ぐが、こぼれ球を高橋壱晟が押し込み、ネットを揺らした。ジェフユナイテッド千葉内定の高橋はこれで今大会全4試合連続ゴールとなった。前半は青森山田の1点リードで終了する。
後半に入って64分、東海大仰星は右サイドで縦パスを受けた松井が反転して右足でミドルシュート。しかしボールはGK廣末の正面に飛び、得点には至らない。
続く73分には、ロングスローから東海大仰星の見野龍太郎が左足の反転ボレーを打つが、これもGK廣末がしっかりとボールをキャッチ。83分には再びロングスローから、面矢行斗がシュートまで持ち込むが、これも同点ゴールとはならなかった。
結局試合はこのままタイムアップ。東海大仰星の猛攻に耐えた青森山田が2-1で勝利し、決勝に駒を進めた。一方の東海大仰星は、初のファイナル進出とはならなかった。
勝ち上がった青森山田は、9日に大会制覇をかけて前橋育英(群馬)と佐野日大(栃木)の勝者と対戦する。
【スコア】
東海大仰星(大阪) 1-2 青森山田(青森)
【得点者】
0-1 23分 三国スティビアエブス(青森山田)
1-1 26分 松井修二(東海大仰星)
1-2 41分 高橋壱晟(青森山田)
By サッカーキング編集部
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