先制ゴールを喜ぶ東福岡の選手たち [写真]=梅月智史
第95回全国高校サッカー選手権大会3回戦が3日に行われ、東福岡(福岡)と鹿児島城西(鹿児島)が対戦した。
前回王者で連覇を目指す東福岡は、2回戦で東邦(愛知)に1-0と勝利を収めて順当に3回戦へ駒を進めた。対する鹿児島城西は、1回戦で北陸(福井)を1-0、2回戦では小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附(長崎)をPK戦の末に破って勝ち上がってきた。
試合は開始早々に動く。2分、右サイドで細かくパスを繋ぐ東福岡は、ここから一気に逆サイドへ展開すると、左サイドの青木駿が左足でアーリークロスを供給。ゴール前の藤井一輝がヘディングシュートをゴール左に沈めて先制点となった。
その後も得意のサイド攻撃を中心に押し込む時間が続く東福岡。34分には青木からのパスでペナルティエリア内に抜け出した藤川虎太朗が決定機を迎えたが、シュートはGKがブロック。さらにこぼれ球を髙江麗央が狙ったが、今度はDFに阻まれた。
後半は互いになかなかチャンスが作れないまま時間が経過していく。そして迎えた終盤の76分、東福岡は相手のミスから高い位置でボールを奪うと、藤川がエリア内右へスルーパス。これを途中出場の濱田照平が冷静にゴール右へ蹴り込み、貴重な追加点が決まった。
さらに後半アディショナルタイム4分にはエリア内に抜け出した佐藤凌我がGKに倒されてPKを獲得。佐藤が自らゴール右に沈め、3点目となった。
試合はこのまま3-0でタイムアップ。東福岡が鹿児島城西との九州対決を制し、ベスト8進出を果たした。
東福岡は5日に行われる準々決勝で東海大仰星(大阪)と富山第一(富山)の勝者と対戦する。
【スコア】
東福岡 3-0 鹿児島城西
【得点者】
1-0 2分 藤井一輝(東福岡)
2-0 76分 濱田照平(東福岡)
3-0 80+4分 佐藤凌我(PK)(東福岡)
By サッカーキング編集部
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