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正智深谷、埼玉県勢6大会ぶりのベスト8へ! 3発完封で創造学園を下す

2017.01.03

創造学園を下した正智深谷 [写真]=瀬藤尚美

 第95回全国高校サッカー選手権大会3回戦が3日に行われ、創造学園(長野)と正智深谷(埼玉)が対戦した。

 4年ぶり2度目の選手権出場となった創造学園は、大会初戦となった広島皆実との2回戦で後半アディショナルタイムに同点に追いつき、PK戦の末に勝利。一方の正智深谷も1回戦で立正大淞南(島根)に逆転勝ち、2回戦でも79分から2ゴールを挙げて関東第一(東京B)を劇的な逆転勝利で下してきた。

創造学園のスターティングメンバー [写真]=瀬藤尚美

創造学園のスターティングメンバー [写真]=瀬藤尚美

正智深谷のスターティングメンバー [写真]=瀬藤尚美

正智深谷のスターティングメンバー [写真]=瀬藤尚美

 試合は開始3分、正智深谷が最初のシュートを放つ。新井晴樹が左サイドでボールを受けると、ドリブルで相手DF1人をかわしてエリア内に侵入。右足を思い切りよく振り抜いたが、GK矢野遙希がゴール上に弾き出した。

 正智深谷は16分、敵陣中央のフリーキックからチャンスを作る。玉城裕大が左足でゴール前に放り込むと、新井がヘディングシュート。GK矢野がゴール上にかき出した。

 19分、攻めていた正智深谷が先制に成功する。ショートカウンターの流れから、海老塚宝良のパスを受けた鈴木涼太がエリア内右から強烈なシュート。ボールはGK矢野の手をすり抜け、ゴール上に突き刺さった。

 対する創造学園は27分、敵陣センターライン付近からのフリーキックからの流れでゴール前の青木悠弥にボールがこぼれる。左足でシュートを放ったが、ゴール前の相手DFがクリアした。さらに33分、敵陣エリア付近中央でボールを拾い、小澤拓真がボレー気味に右足シュートを放ったが、ゴール上に逸れた。

 37分にも創造学園がセットプレーからチャンスを迎える。敵陣センターライン付近からのフリーキックをゴール前に放り込むと、競り合ったボールが青木悠弥にこぼれる。右足でシュートを放ったが、クロスバーに当たりネットを揺らすことができなかった。

 守勢にまわっていた正智深谷は前半アディショナルタイム1分、カウンターから海老塚のスルーパスで新井が左サイドを抜け出す。GK矢野が飛び出してきたのを見て、中央に走り込んだ小山にラストパス。小山が落ち着いて無人のゴールに流し込み、リードを2点に広げて前半を終えた。

 後半、2点を追う創造学園は2名の選手交代。藤沢太雅に代えて池澤波空、青木弥彦に代えて前谷朋宏をピッチに送り込んだ。

 創造学園は48分、右サイド深い位置のロングスローの流れから、樋口令惟がエリア外中央でボールを拾う。思い切りよく左足を振り抜いたが、強烈なシュートは惜しくもゴール上に外れた。

 55分、創造学園がセットプレーから決定機。樋口が右サイドで得たフリーキックからクロスを供給する。エリア内中央でもつれ、最後は池澤が右足でシュートを放ったが、わずかに左に逸れた。

 正智深谷は69分、田島帆貴のスルーパスに抜け出した梶谷政仁がGK池田と1対1を迎える。うまくドリブルでかわして右足でシュートを放ったが、ゴール右に外れて枠を捉えることができなかった。

 正智深谷は80分、さらに追加点を挙げる。右サイドをドリブルで抜け出した7番の折り返しを、エリア内から梶谷が左足でシュート。GK池田が弾いたが、そのままゴールラインを割った。

 このまま試合は終了し、正智深谷が3-0と完封勝利。埼玉県勢6大会ぶりのベスト8進出を決めた。

 勝ち上がった正智深谷は5日、準々決勝で聖和学園(宮城)と青森山田(青森)の勝者と対戦する。

【スコア】
創造学園 0-3 正智深谷

【得点者】
0-1 19分 鈴木涼太(正智深谷)
0-2 40+1分 小山開喜(正智深谷)
0-3 80分 梶谷政仁(正智深谷)

By サッカーキング編集部

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