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名古屋オーシャンズ、劇的逆転勝利でリーグ戦1位が決定/Fリーグ2022-2023 ディビジョン1

2022.12.30

日本フットサルトップリーグの小野寺隆彦専務理事からプレーオフ出場ボードが贈呈された [写真]=F.LEAGUE

 12月28日、愛知県春日井市総合体育館でFリーグ2022-2023 ディビジョン1第9節の名古屋オーシャンズvs湘南ベルマーレが行われた。

 AFCフットサルアジアカップの影響により、変則的な日程となったこの試合。名古屋は中2日、湘南は中3日というタイトなスケジュールで試合に臨んだ。

 名古屋は前節、ホームでフウガドールすみだと対戦。勝利をすることでリーグ戦1位とプレーオフの出場が同時に決まる状況だったが、立ち上がりからギアが上がらず2失点。第2ピリオドでは10分以上を残して仕掛けたパワープレーでも失点し、一時は3点を追う展開となった。終了間際に1点差に迫るも3-4で敗戦。今季初黒星を喫し、プレーオフ出場は同日開催のボルクバレット北九州vsペスカドーラ町田の結果に委ねられることとなった。

 北九州と町田は接戦を繰り広げ、試合終盤に2-2の同点に。このまま試合が終わるか見えたが、残り時間わずか2.6秒で北九州の宮崎岳が勝ち越しゴールを挙げ3--で試合が終了した。町田の敗戦により、名古屋のリーグ戦3位以内が確定。名古屋は敗戦しながらも他力でプレーオフ出場が決まった。

 思い描いた形でのプレーオフ出場権を手にできなかった名古屋は、湘南に勝利し、リーグ戦1位を決めるべく試合に臨んだ。しかし、プレーオフ出場の可能性を残す湘南もチーム一丸となって名古屋に挑む。名古屋はこの試合でも苦戦を強いられることになった。第1ピリオドでは先制を許しながら終盤に追いつくが、第2ピリオドでもリードを奪われた。なんとしても勝利を収めたい名古屋は、4分を残しパワープレーを開始。するとこれが功を奏し、39分にダルランのゴールで同点に追いついた。勝負に出た名古屋は同点後もパワープレーを続行。残り47秒でダルランが決勝点を挙げ、3-2で逆転勝利を収めた。この結果により、名古屋のリーグ戦1位が決定。プレーオフ出場セレモニーも行われ、選手たちは喜びの表情を見せた。

 Fリーグはこの試合をもって年内のすべての公式戦を終えた。年明けは1月8日にディビジョン2を開催。ディビジョン1は1月13日から再開となる。残る2つのプレーオフ出場権を巡る戦いは、一層激しさを増しそうだ。

決勝点を挙げた名古屋のダルラン(右) [写真]=F.LEAGUE

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