2018.08.28

「楽しんで勝ちたい!」…丸亀城東サッカー少年団が香川県勢対決を制して、EXILE CUP四国大会初優勝!

四国大会を初制覇した丸亀城東サッカー少年団
サッカー総合情報サイト

 8月19日、8月の強い日差しの中にも瀬戸内海からのからりとした風に秋の足音を感じつつ、「EXILE CUP 2018」の四国大会が香川県坂出市にある、瀬戸大橋記念公園球技場にて行われた。

「EXILE CUP」は2010年に始まり、9回目を数える小学校4年~6年を対象としたフットサル大会。2018年6月に始まった今年の各地方大会も後半戦へ入り、9月23日に愛媛県今治市で行われる決勝大会へ各地方大会を勝ち上がった強豪が集結する。決勝大会優勝チームへのご褒美は『ヨーロッパサッカー夢者修行』だ。

 四国大会には4県より36チームが集結。応援に駆け付けた劇団EXILEの秋山真太郎さんから「好きなことをやり続けるのは大切なこと。大好きなサッカーを思い切り楽しんでください」、Happinessの川本璃さんからは「日頃の成果を出し切ってください。サポートできるように頑張ります」と激励のコメントが送られた。その後は、大会スペシャルサポーターを務めるEXILE ÜSAさんが考案した「EXダンス体操」。選手たちはリズムに合わせて身体をほぐし、暑くてアツい1日の火ぶたが切って落とされた。

4チーム9ブロックに分かれて戦う予選リーグでは女子選手たちが随所で光るプレー

 この年代では男子選手より優れたフィジカルを見せる女子選手もいて、男女関係なく随所に激しいぶつかり合いやキレのあるドリブルで魅せてくれる。

 丸亀城南fut(香川)、4年生の小さなピヴォ・祖一寧音(そいちねおん)さんは、開会式直後の試合で大柄な選手へ果敢にアタックを続け、「ボールを持ってどきどきしたけど、(ゴレイロとの勝負が)楽しかった」と2度、善通寺朝比奈FSC(W)(香川)のゴールをこじ開けて2-1の勝利へ導いた。

 前回大会優勝チームが不在のなか、2016年四国大会優勝のFC佐古(徳島)、同年準優勝の大西キッカーズ(愛媛)、予選“失点ゼロ”のlibero.SAIJO(愛媛)や飯山FC(A)(香川)、26得点2失点と快勝を続けた丸亀城東サッカー少年団(香川、以下丸亀城東)らが3連勝するなど強さを見せながら、決勝トーナメントへ進出した。

祖一寧音さんのシュートが決まる

接戦を勝ち上がった4強は開催地の香川県勢。

 昼休憩を挟んで行われた、予選を勝ち上がった16チームによる決勝トーナメントでは、フットサルらしい切り替えの早い好試合が続出する中、接戦の結果としてPK戦が大きなカギを握った。優勝候補の一角と目されたFC佐古、ブロック予選3連勝のFCレオパールド(徳島)の2チームは1回戦で、FC佐古をPK戦で破ったジョイナスたどつ(香川)も準々決勝で2戦連続PK戦となったが奮闘とどかず、優勝への道を絶たれた。

 ベスト4入りを果たしたのは、大西キッカーズ、libero.SAIJOと対戦し“全勝対決”を続けざまに制した丸亀城東。予選は苦しみながらも尻上がりに調子を上げたディオルーチェ高松A(香川、以下A省略)。予選16位通過も堅守と勝負強さでジョイナスたどつとのPK戦を制した善通寺朝比奈FSC(O)(香川)。堅実な試合運びで勝ち上がった丸亀城南サッカースポーツ少年団の4チームとなった。

 準決勝では、組織的な守備でパスカットをしてからの攻撃、自陣ゴール前からの驚異のロングシュートなどで見せ場を作った丸亀城東が善通寺朝比奈FSC(O)を4-1で退け、一気の全員攻撃で守備網を貫いて得点を挙げたディオルーチェ高松が丸亀城南サッカースポーツ少年団を3-0で破って決勝へ進出。

 決勝戦では、前半1分、「前半のうちに先制点が取れて良かった」と振り返ったピヴォ・八木渉斗(やぎあゆと)君が相手のパスをカットし、ゴレイロの脇を抜いて丸亀城東が先制。しかし、後半1分半過ぎに快足を飛ばしてディフェンスを振り切ったディオルーチェ高松のエース、小西一綺君が「味方がディフェンスを引き付けてくれたから、フリーで打てた」という、同点ゴールを挙げて試合をイーブンに持ち込む。その後は連戦の疲労もあってかオープンな攻撃としのぎ切るグッドディフェンスの連続。そのたびに歓声と悲鳴がないまぜに響き、のぼり旗を強く叩くようになってきていた海風と共に試合は加速していく。

八木渉斗君がゴールへ詰めるが、ゴレイロがナイスセーブ

 決勝点を挙げたのは丸亀城東。後半5分過ぎ、チーム唯一の女子選手にして「チームで一番走れる選手(山添敏之コーチ)」、右アラを担う新西和花(しんにしわか)さんが八木渉斗君が競り合ってこぼれたボールを拾い、右足を振り抜く。歓声をバックにゴレイロとハイタッチを決める和花さんの笑顔が、日が暮れ始めた瀬戸大橋ふもとではじけた。

 丸亀城東は最後まで集中し、執念の粘りをみせるディオルーチェ高松の攻撃を防ぎ、2-1のスコアでEXILE CUP四国大会初優勝。決勝大会への切符を手に入れた。

 丸亀城東の山添コーチは、「子供たちの勝ちたいという気持ちが良い結果を出させた。攻守の切り替えが1日通じてよくできていたと思う。あとは楽しんでプレーできたことが大きかった」と積極果敢な守備を生んだ、真剣に勝ちたい気持ちとフットサルを楽しむ気持ちの両立ができていたことを勝因に挙げた。

「今日のMVPは渉人。(山添コーチ)」と称賛された八木渉斗君。約1カ月後の決勝大会へ向けて「点を決めたりもっといいプレーをして、決勝大会でもチーム全員で活躍してきたいです」と敢闘を誓った。

文=上溝真司 写真=山本誠司

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