2018.07.24

“考えるサッカー”でPIVOの4連覇を阻んだ聖隷JFCが、4年ぶり3度目のEXILE CUP 東海大会制覇!

聖隷JFCが東海大会を制覇
サッカー総合情報サイト

 小学4年生から6年生を対象としたフットサル大会「EXILE CUP 2018」の東海大会が7月14日、三重県の四日市ドームで開催された。2010年南アフリカ・ワールドカップを機にスタートし、これまでに約3万人が参加した同大会は、今年で9回目を迎える。

 東海大会には52チームが集結。1ブロック4チームずつの13ブロックに分かれて総当たりの予選リーグを戦い、各ブロック1位チームと2位の成績上位3チームの計16チームが一発勝負の決勝トーナメントへと進む。優勝チームには9月に愛媛県今治市で行われる決勝大会への出場権が与えられる。

 開会式には、Happinessの川本璃さんが登場。「熱中症に注意して、日頃の成果を全力で発揮してください」と選手にエールを送った。続いて、大会スペシャルサポーターを務めるEXILE ÜSAさんが考案した「EXダンス体操」でウォーミングアップ。体がほぐれたところで戦いの火蓋が切って落とされた。

 予選リーグで会場を沸かせたのは初出場の津島(愛知)だ。初戦でいきなり東海大会3連覇中のPIVO(静岡)と対戦。試合前の円陣でひときわ大きな声を上げてピッチに散ると、開始早々からエンジン全開。高村拓海君が先制点を奪うと、守ってはゴレイロの山田誠士郎君が好セーブを連発。残り2分までリードを守り、優勝候補を慌てさせた。しかしPIVOはCKから萩原柊太君がヒールで流し込んで同点に追いつくと、その直後にも望月就王君が決めて一気に逆転。終了間際にも加点し、3−1で逆転勝利を収めた。勢いに乗ったPIVOは、第2戦、第3戦では攻撃が爆発。3試合で22得点を挙げて、順当に決勝トーナメント進出を決めた。

 女子選手だけのチーム、三重FCクイーンズ(三重)、多度若草イレブン(三重)の活躍も大会を盛り上げた。中でも存在感を示したのは、多度若草イレブンの村上ヤシキさん。
男子選手に臆することなく激しくプレッシャーを掛けてボールを奪うと、一気にドリブルで攻め上がり、KJFC(三重県)戦では5得点を挙げて勝利に貢献した。

 決勝トーナメントには、4連覇がかかるPIVO(静岡)、前回大会3位のBIANCO CF(岐阜)、静岡の強豪で、予選リーグで27得点を積み上げた聖隷JFCの“常連”チームに加え、地元・三重県からは井田川FC、ラピド鈴鹿フットサルクラブ、津ラピドFC U-12の3チームが駒を進めた。

 球際での激しさ、卓越したドリブルやパスワーク、デザインされたセットプレー、破壊力抜群のシュート。実力が拮抗した決勝トーナメントは、随所に目を見張るプレーが見られるハイレベルな試合が続いた。

 準決勝には攻撃力の高い4チームが勝ち上がり、PIVO vs聖隷JFC、Dele Yaone vsラピド鈴鹿フットサルクラブというカードに。このうち静岡勢同士の対戦は、今大会屈指の好ゲームになった。

 先制したのは聖隷JFC。「PIVOのディフェンスがラインを上げているのが分かっていたので、裏を狙えば点が入ると思った」と話す川合徳孟(とくも)君が、筋書き通りの裏への飛び出しから先制。さらに後半開始早々にも川合君が追加点をマークし、2点のリードを奪う。PIVOは皆見宏樹君が敵陣でボールをカットし右足一閃。長身から繰り出す豪快なシュートで反撃の口火を切るが、攻めても攻めてもあと1点が遠い。2−1で試合終了のホイッスルが鳴ると、PIVOの選手はピッチに崩れ落ちた。しばらく立ち上がれないPIVOの選手を聖隷JFCの選手が慰める姿を見つめていたHappinessの川本さんは「胸が熱くなりました」と勝利にかける思いとスポーツマンシップに感激していた。

 決勝は、PIVOの連覇を阻んだ聖隷JFCと東海フットサルリーグ1部に所属するフットサルチームの下部組織で、初出場のDele Yaoneが激突。思い切りの良いシュートが飛び交う激しい立ち上がりとなるも、2分に川合君が2試合連続の先制弾を決めると、流れが聖隷JFCに傾く。

 1−0で迎えた後半も、聖隷JFCがハイプレスでゲームを支配。素早い切り替えでカウンターを仕掛け、大橋星哉君のゴールなどで3点を奪う。Dele Yaoneも最後まで反撃を試みるも、堅い守備をこじ開けることができず。聖隷JFCが4−0で完封勝利し、決勝大会への出場権を獲得した。

 3度目の優勝を決めた聖隷JFCの中村政吉監督は「練習内容は個人技術や個人戦術、選手が自分たちで考えて動くことに重点を置いています。それがゲームの中に出ていましたし、ベンチから見ていて『すごいなあ』と思うプレーがありました」と選手を讃えた。

 決勝で先制点を決めた川合君は「得点でチームに貢献できてうれしかった。この東海大会みたいに優しい声掛けをしながら、チーム一丸となって優勝したいです」と笑顔で決勝大会への意気込みを語った。

文=山田智子 写真=近藤 駿

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