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エスパッソと釧路北陽が接戦を制し、準決勝進出/全日本ユースフットサル

2015.08.23

文・写真=小林健志

 8月22日、「第2回全日本ユース(U-18)フットサル大会」は3日目を迎えた。ゼビオアリーナ仙台では準々決勝2試合が行われた。

 11時から行われたエスパッソU-18(以下エスパッソ)vsFC聖和学園(以下FC聖和)は白熱のシーソーゲームになった。15分、エスパッソは中学3年生のイワハシナオキのゴールで先制。しかし18分、イワハシが自陣ゴール前で手を使い得点機会を阻止したとして退場処分を受ける。19分にFC聖和の金城宏樹がPKを決め同点。直後にエスパッソは市川宙、浅井拓が連続ゴールで突き放すが、さらにその直後の20分にFC聖和は高橋祐輔、諫山敢太のゴールで同点に追いつき3-3で前半が終了した。

 後半に入ると、FC聖和はさらに畳みかけ、21分、24分と金須恭弥の2ゴールで2点をリード。流れはFC聖和に傾いたかに見えたが「心が折れたら終わりだ」とエスパッソのエース市川が奮起し、25分、27分と連続ゴールで同点に。そして34分市川が右サイドに流れて出したパスを受けた浅井のゴールが決勝点となり、6-5でエスパッソが大激戦を制した。

 前回王者のFC聖和はベスト8で敗退。「後半勝っている時間帯に前へ前へと行きすぎてしまった。土壇場で相手に根性を見せられた」と飯田賢英監督は連覇を逃したことを悔やんだ。

 13時30分から行われた帝京長岡高校(以下帝京長岡)vs北海道釧路北陽高校(以下釧路北陽)は、5分に縦への推進力を持ち味とする釧路北陽が中尾謙太のシュートのこぼれ球を大西一生が押しこみ先制。帝京長岡は小林拓夢のパワフルなシュートに活路を見出すが得点を奪えず前半は釧路北陽が1-0のリードで終えた。

 後半に入り、33分に釧路北陽はロングボールを受けた中尾のゴールで2点差としたが、帝京長岡も直後に吉田誠が1点を返し、さらに34分に高橋響のゴールで同点に追いついた。そして37分、釧路北陽は左サイドに開いた伊藤圭汰が豪快にシュートを叩きこみ再び突き放す。1次ラウンドでは右サイドに開いた位置からゴールを決めた伊藤は「両足蹴れるので、サイドからのシュートは得意。特に左サイドは得意な位置だった」と振り返る。41分には松野史靖がパワープレーに出た相手の隙を突き、ロングシュートを無人のゴールに突き刺し再び2点差とした。反撃に転じたい帝京長岡だったが、44分高橋が2回目の警告で退場となり、47分吉田のゴールで1点差に攻め寄ったが反撃もここまで。4-3で釧路北陽が勝利した。

 この後、ゼビオアリーナ仙台では17時30分から準決勝でエスパッソと釧路北陽が対戦する。

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